時代の先駆者——来支鋼水墨芸術展学術セミナーが浙江美術展にて開催
時間: 2023-04-11 ソース: 中国美術新聞
セミナー現場
【編集者の言葉】4月8日、浙江美術館と広東美術館が指導し、李可染画院と浙江肖峰宋靱芸術院が共同主催し、国際水墨博覧会と深セン来支鋼積墨山水画文化芸術開発有限公司が実施する「時代の先駆者——来支鋼水墨芸術展」が浙江美術館にて開催されました。同日、「時代の先駆者——来支鋼水墨芸術展学術セミナー」が浙江美術展にて開催されました。多くの専門家や学者が集まり、来支鋼氏の水墨芸術のスタイルや特徴について議論しました。
皮道堅(中国美術家協会策展委員会副の主任、学術セミナーの司会):素晴らしい開会式が終わり、今からはセミナーを開始いたします。皆さんの知っての通り、来支鋼氏をめぐるセミナーがここ数年、多く開催されました。たくさんの専門家や学者が様々な側面から来支鋼氏の芸術を評価したことから、その作品に非常に興味を持っていることが分かります。本日もぜひどんどん自分の見解を話してください。
任道斌(中国美術学院国際教育学院の元院長):来支鋼氏の絵画には、流れるような女性的な美もあれば、逞しい男性的な美もあります。この二つが組み合わさってより豊かな美を生み出しています。それは動と静、固体と液体の間に生まれた競い合いながら、認め合う、勝負がつかない美です。海は決して枯れず、石は決して腐りません。生き生きとした雲煙で、山に生命力を与えました。私はその絵画から、依存し合う動と静の美しさを感じました。このような美は消えることなく、永遠に続きます。
高法根(中国美術学院の元副院長):これほど大きな絵を描くには、かなりの時間が必要です。来支鋼氏の一連の作品からは、完璧さを求める精神が伝わってきます。実に素晴らしいことです。どちらかと言うと、彼の作品に表現されている壮大さはより人の心を揺さぶります。彼が描いた雲海、山、峰はお互いに重なり合い、インパクトを与えてくれました。要するに、彼の絵は非常に広大で荘厳で勢いがあります。
周剛(中国美術学院設計学院の元副院長):来支鋼さんは作品を通じて山や川の雰囲気を感じさせ、雄大さを表現しました。本当に素晴らしいことだと思います。『潮』という絵は表現方法が統一されて、いい印象を与えてくれました。要するに、これほどの大作を精力的に描くことはどんな画家にとっても、決して簡単なことではありません。大きな絵を描くのがどれほど難しいことか、私は知っていますので、彼の努力、決意、そして芸術への探求が直接伝わってきます。実に感服しました。
尹舒拉(今回の画展の統括者、浙江美術館元コレクション部の主任):今回の来支鋼さんの展覧会はいろいろありましたが、無事に開会式とセミナーが開催されました。来支鋼さんの芸術への歩みは非常に素晴らしいものです。「外部から入り込む」というのは良いアプローチであり、また賢い一歩であります。この道をより順調に歩めることを祈っています。
単增(中国美術学院芸術教育と管理学院の副院長):来支鋼氏が描いた勢いのある山水画は、杭州ではまだ一度も見かけたことがありません。新しい文脈において、一種の探索として、それを高度評価することができます。3つの大きな展示ホールでは、このような勢いのある巨大な絵が展示されています。浙江美術館の空間全体は非常にモダンな空間ですから、伝統的な書道や絵画は目立たない場合が多いですが、彼の作品はボリューム感がありますので、モダンな空間によく合います。 スケールにおいては、先人が呼吸していた空気を吸っているのではなく、時代とともに呼吸し、芸術の時代的躍動を呈しました。
司文閣(中国美院美術センターの主任):来支鋼氏の芸術は現代水墨画の範疇に到達しました。彼の特大の絵画は強い抽象性と現代性を備えました。その一方、彼の小さな絵画で養分を見つけることもできます。実際、彼は心の中の山水世界を表現しようとして、視覚的なインパクトを与えてくれました。私の直感では彼は巨大な絵を描くために生まれてきたのではないかと勝手に思いました。全体的に言うと、彼の芸術は現代水墨画、抽象水墨画に属していると思います。彼の大きな作品や特大作品は特にこの2点を呈しています。
黄河清(浙江大学芸術と考古学院の教授):来支鋼氏の絵画は伝統を受け継ぎながらも、現代のものを融合させました。彼の作品から、北宋の巨匠や現代の李可染先生の影響を受けていることが分かります。継承することにとらわれず、自分でも開拓・革新しています。知っての通り、来支鋼氏は雲を描くのに、自分のスタイルを持っています。古代の絵画では、雲を描くことを専門にしている人はそれほど多くないようです。 彼は中国の山水画を通じて、ダイナミックな美しさを表現しました。実に素晴らしいことです。公共性を強調する現代の展示空間は、このような巨大な絵を必要としています。これほど大きな絵を描くことは決して容易なことではありません。しかも確かに現代の展示空間に適しています。
李暁峰(上海大学美術学院の副教授、キュレーター):来支鋼氏の絵画は西洋の表現主義的なところがなく、責任感を感じることができます。誰もが理想主義を持っているかもしれませんが、私たちの世代の理想主義は社会性を強く意識した理想主義なので、消えることなく、常に責任感や使命と結びついています。彼の絵画の光感はロマン主義や印象主義を超えた超現実的な光感ですが、プラスのエネルギーを持っています。
王少求(王少求美術館の館長):実は私たちは以前に来支鋼氏の絵を見たことがあり、とても印象に残っています。勢いがあり、壁一面を飾った絵でした。しかもこの絵は山の荘厳さと水の勢いが迫ってきて、すごい印象的でした。今日はたくさんの作品を鑑賞することができます。しかも以前に見た絵よりも巨大な絵があり、その作品への認識をさらに深めました。
陶文傑(浙江省国際美術交流協会の副主席兼秘書長):来支鋼氏の作品からはグラデーション、体系性、立体感が伝わって来て、とてもインパクを受けました。画家が自分のスタイルを形成させることは非常に難しいですが、来支鋼氏は積墨の技法で、革新の突破口を見つけました。彼の作品は強いアイデンティティがあり、独自のスタイルと表現力を持っています。実に素晴らしいことです。
楊大偉(浙江省伝媒学院設計芸術学院の教授):江蘇、浙江、上海では、来支鋼氏の作品のような山水表現は少ないです。彼の絵から誠実さと素朴さを感じることができます。私は彼の絵から、内なるつながりが見えました。つまり、真面目に、単純に、物事を扱うことです。来支鋼氏は古人の山水を見る方法を使用せずに、現代人のビジョンから世界を見ています。実に素晴らしいことです。 来支鋼氏の芸術を評価する際に、最もよく使われる言葉は「雄大」です。『潮』という絵は本当に勢いがあって、私に大きなインパクトを与えてくれました。 正直に言うと、絵は人を騙すことはできません。真摯な姿勢とよほどの強い意志がなければ、このような大作を完成させることはできません。
蔡樹農 (『美術新聞』の首席記者):来支鋼氏の山水画は非常にユニークなものと言えます。私たち江南、特に中国美術学院ではこのようなスタイルが少ないです。実際、彼の創作は古きを踏襲しながらも時代とともに発展しています。この点はちょうど多くの現代の画家や書道家が欠けているものなので、感服しました。
魏祥奇(中国美術館の副研究館員):来支鋼氏の作品には新しいものがたくさん見られ、まるで絵の中に入り込んだような、臨場感あふれる鑑賞体験や創作体験が得られます。従って、彼の作品に示されているプロセス、体験と物理的な側面は、私たちが非常に重視している現代水墨画の理論を表現しています。 『潮』という作品は、中国山水画の痕跡を減らし、筆致や物理的・表現的なものを強調し、現代水墨画の新しい理論を取り入れています。そうすることで、絵画に解釈の余地をさらに与えており、現代水墨画という表現もあるのだなと考えさせられました。
姜俊(芸術評論家):来支鋼氏の『潮』は芸術の抽象性と崇高さをよく表現しており、強いダイナミックさを感じます。そしてそのサイズはものすごく巨大で、壮観な祭壇画のようなものです。何を祭っているのかというと、ある種の山水概念や抽象的な理念と理解して良いでしょう。
展覧会現場
一部の展示作品
来支鋼 閑居、紅塵を飛び越す 123cm×133cm 2013年
来支鋼 雲間の雨音の詩 97cm×60cm 2017年
来支鋼 芸·道 249cm×1134cm 2009年
来支鋼 江雪 249cm×31cm 2021年
来支鋼 江雪(局所)
来支鋼 潮(局所)2020年
来支鋼 老子入関(局所)2023年
支鋼 聖域(局所)2020年
来支鋼 写生画作品 2023年
来支鋼 写生画作品 2023年
来支鋼 雪化粧(局所)2023年
来支鋼 雲道図(局所)2015年
来支鋼 写生画作品
来支鋼 写生画作品
来支鋼 写生画作品
力強くロマンチックなビジュアルの宴!来支鋼水墨芸術展が杭州にて開幕
時間: 2023-04-11 ソース: 南方+
まるで絵画のような湖畔の春。ここ数日、浙江美術館と広東美術館の指導のもと、李可染画院と浙江肖峰宋靱芸術院が主催した「時代の先駆者——来支鋼水墨芸術展」と作品セミナーが浙江美術館で開催されました。地元の観客に力強く勢いのあるロマンチックなビジュアルの宴を提供しました。
来支鋼氏は2002年中央美術学院「賈又福工作室」大学院生組に受かり、2004年北京画院「李小可工作室」に入り、研修を始めました。来支鋼氏は雲煙や川、海を芸術創作の重要な象徴的要素と見なし、積墨を推賞しています。点ぼかし、輪郭ぼかし、色ぼかし、濃淡、厚薄、軽重などの技法を使い、素敵な山水を描きました。色の中に色があり、墨の中に墨があり、繊細かつ大胆な筆致と豊かで深みのある気韻で、形には生命と感情を与えました。改めて、強い哲学的意味を持つ中国画の水墨表現手段に様々な可能性が秘められていることを証明しました。
来支鋼氏の水墨画はどれも積墨法を使い、雲煙や霞をめぐって次第に展開されました。山、川、橋、あずまや、草木、月、人、船などすべてが霞んで、墨の濃淡、色の寒暖、新鮮さと奇妙さがうまく融合され、形と気韻を兼ね備えています。
来支鋼氏の中国水墨画の無意識の意識は、まさに山水を超えた詩的な空間実験であり、「様式化」された画法を超え、自分らしいスタイルを作り出しました。范寛、米芾、龔賢、黄賓虹、李可染、賈又福などの山水画巨匠の長所を吸収し、「先駆」を重視しながらも、度を越えた抽象化を捨て、過去を引き継いで新しい未来を切り開きました。理性にコントロールされている「境地、気韻の壮大な美」に満ちています。
セミナーでは、来支鋼氏が丁寧に作成した巨大な山水画が再び熱い議論を巻き起こしました。「来支鋼氏の絵画のベースとなっているのは、中国絵画の水墨画法です。特別な積墨法を使用しており、飾らない墨象(筆と墨で生み出した具体的な形態)そのものを追求しています。来支鋼氏が一番重視している積墨は彼が見つけ出した、自分に相応しい、一番好む芸術の道です。墨象の創作には、素晴らしい技法だけでなく、創意工夫も大事です」と中国美術学院元院長の肖峰氏はコメントしました。
時代の先駆者——来支鋼水墨芸術展が開幕
時間: 2023-04-11 ソース: 霊境·人民芸術館

4月8日、浙江美術館で「時代の先駆者——来支鋼水墨芸術展」の開会式が行われました。 この展覧会は浙江美術館と広東美術館が指導し、李可染画院と浙江肖峰宋靱芸術院が共同主催し、国際水墨博覧会と深セン来支鋼積墨山水画文化芸術開発有限公司が実施しました 。 中国文聯元副主席の覃志剛氏、浙江省政協元副主席の陳加元氏、盛昌黎氏、孫文友氏等が出席しました。
来支鋼は賈又福と李小可先生について学び、四十数年にわたる芸術創作で、伝統的な積墨画法を深く研究し、龔賢氏、黄賓虹氏、李可染氏、その他の積墨山水画の巨匠から、長所を受け継ぎ、自分のスタイルを形成させました。本展では、来支鋼氏が近年念入りに創作した作品100点以上が展示されています。中でも『芸・道』『潮』『雲道』などの巨大な作品があります。その一方、絵巻作品『雪化粧』『煙雨富春江』『江雪』は繊細な積墨により、天、地、水、霧などの自然景観を表現し、生き生きとした繊細な質感を呈しました。来支鋼氏の写生画は小さなサイズですが、気韻に満ちています。
浙江肖峰宋靱芸術院執行院長の郭培建氏は開会式で、院長だった肖峰氏の今回の展覧会への祝意を代わりに伝えました。「時代の先駆者——来支鋼水墨芸術展」は伝統から生まれた革新の芸術展であります。この展覧会は素敵な時間と素敵な場所で素敵な作品が展示されています。 また、郭培建氏は今回の展覧会のタイトル「時代の先駆者」も元院長だった肖峰氏が題字したものです。肖峰氏は常に芸術家の育成、特に芸術創作の環境、芸術の健全な発展と創新意識を非常に重視していると述べました。芸術が革新と創造を離れると、その命を失います。 中国画の継承と発展は永遠のテーマであり、永遠の原動力でもあります。
特別ゲスト、有名な芸術評論家である皮道堅氏は、中国画は我々中華民族が世界芸術に捧げた素晴らしい芸術技法であり、中でも中国山水画の芸術的実績は最も高く、巨匠が輩出したと述べました。美学家で哲学者でもある李澤厚氏は、中国の山水画は中国文化の真髄の象徴であると述べました。来支鋼先生の積墨山水画は、伝統的な中国画理論の「以形媚道」(形式の美で道の気韻を伝えること)「澄懐味象」(澄んだ心で審美対象を観察すること)、「澄懐観道」(人と自然の調和が取れた状態で物事の法則と人生の要諦を体験すること)という考えをよく受け継いでいます。
「国際日報」の創設者であり、熊氏グループ董事長の熊徳龍氏は、「来先生は文化的実力を活用することで総合的な国力を強化し、国内外の華僑や世界中の外国人に中華民族の智恵と蓄積を見せた」とコメントしました。
「言葉はすべて絵の中にある」。来支鋼氏は、長年の絵画実践の中で、「道」への理解が一番顕著なものであり、道は無形な力のように、自分の絵画を支えたと語りました。
来支鋼氏の一部の作品の展示
芸道 249x1134cm 2009年
雪化粧(局所) 1800x32cm 2023年
桃源郷紀行――詩の境(局所) 366x48cm 2021年
潮(局所) 250x2640cm 2020年
国際日報 | 来支鋼の作品展が杭州にて開催 ロサンゼルス・タイムズが中国水
時間: 2023-04-10 ソース: バリの窓
杭州にて開催される前夜『ロサンゼルス・タイムズ』が来支鋼の水墨画を紹介する特集を発表
『ロサンゼルス・タイムズ』特集ページ(一部)
来支鋼氏
来支鋼水墨芸術展のポスター(中国美術学院元院長の肖峰氏が「時代先鋒」を題字)
著名な書画コレクター、鑑賞家の劉文傑氏による題字
「時代の先駆者」——来支鋼水墨芸術展が4月6日に杭州で開催される前、アメリカの主流メディア『ロサンゼルス・タイムズ』は3月31日に、特集という形で、紙媒体で『「水墨の楽園」——杭州の来支鋼水墨芸術展の前夜にて」という記事を発表し、地元の読者の反響を呼びました。 業界関係者は、来支鋼は中国の水墨画を世界に広めたとコメントしました。
覃志剛氏、陳加元氏、盛昌黎氏、孫文友氏、熊徳龍氏、来支鋼氏がともに展覧会の開幕を宣告
指導者ゲストの集合写真
セミナー現場
開会式現場
4月6日~4月19日、浙江美術館と広東美術館の指導のもと、李可染画院と浙江肖峰宋靱芸術院が主催し、国際水墨博覧会と深セン来支鋼積墨山水画文化芸術開発有限公司が実施する「時代の先駆者——来支鋼水墨芸術展」が浙江美術館の4、5、6ホールにて開催されます。4月8日午後、指導者やゲストたちが開会式に集まりました。同日に学術セミナーも開催されました。
来支鋼は賈又福と李小可先生について学び、四十数年にわたる芸術創作で、伝統的な積墨画法を深く研究し、龔賢氏、黄賓虹氏、李可染氏、その他の積墨山水画の巨匠から、長所を受け継ぎ、自分のスタイルを形成させました。本展では、来支鋼氏が近年念入りに創作した作品100点以上が展示されています。中でも『芸・道』『潮』『雲道』などの巨大な作品があります。その一方、絵巻作品『雪化粧』『煙雨富春江』『江雪』は繊細な積墨により、天、地、水、霧などの自然景観を表現し、生き生きとした繊細な質感を呈しました。来支鋼氏の写生画は小さなサイズですが、気韻に満ちています。
浙江肖峰宋靱芸術院執行院長の郭培建氏による挨拶
中国美術家協会策展委員会副主任の皮道堅氏による挨拶
アメリカとインドネシア『国際日報』創設者の熊徳龍氏による挨拶
芸術家の来支鋼氏の感謝の言葉
現場で記者のインタビューを受ける中国文聯元副主席の覃志剛氏
アメリカとインドネシア国際日報の創始者である熊徳龍氏は現場で記者のインタビューを受けた際、文化的自信こそが中華民族の偉大な復興を実現するための強力な精神力であり、来支鋼氏の作品はゴッホやピカソなどの西洋の巨匠の作品に劣らないと語りました。東洋絵画と西洋絵画は表現手法は異なりますが、どれも並外れた表現力を持っております。来支鋼氏の作品、特にその大作は東洋芸術の独特の魅力に満ちています。海外の中国語メディアとして、私たちは高い文化的自信を持って中国の物語を伝えるべきだと思います。絵画芸術は不可欠な部分であり、中国系のメディア関係者には中国絵画を世界に広める責任があります。
近年、「来支鋼」という名前は中国絵画界で大きな注目を集めており、権威のある数十名の業界関係者は相次いで、彼が中国の伝統水墨山水画をさらなる芸術的頂点に押し上げたと高い評価しました。中国美術学院元院長の肖峰氏は「彼の山水画は画期的な役割を果たした」とコメントし、中国国家絵画院院長の盧禹舜氏は彼を「革新性と創造性を備えた芸術家だ」と評価しました。 有名な美術評論家の陳伝席氏は彼の作品を「世界を横断するほどの雄大さと、古今を見渡すほど勢いを持っている」と高度評価し、台湾のベテランコレクターである王定乾氏は「張大千は中国山水画の潑墨の第一人者で、来支鋼氏は積墨の第一人者です」と述べました。
民族のものこそが世界のものです。新しい時代の波に乗った来支鋼氏は、間違いなく世界の芸術史に名前が残ります。来支鋼は中国大陸、台湾や海外でいくつかの美術展を開催した後、再び西湖に戻りました。 彼の作品は西湖とよく合い、雨も墨も奇妙であり、人々に最高の美的楽しみを与え、まさに「水墨の楽園」です。
(国際日報記者 聞喜による記事)
出席した指導者とゲストのリスト(敬称略):
中国文聯元副主席の覃志剛
浙江省政協元副主席の陳加元
浙江省元政協元副主席の盛昌黎
浙江省政協元副主席の孫文友
杭州市政協元副主席の趙光育
浙江省文化庁元副庁長の楊建新
浙江省文聯元党組書記の田宇原
浙江省文聯元一級巡視員の蒋建東
浙江省統計局副書記、副局長、一級巡視員の呉家曦
杭州市会議展覧業協会会長、杭州市政府元副秘書長の葉敏
中国美術学院元副院長の高法根
浙江美術館館長、浙江省美術家協会副主席の応金飛
浙江肖峰宋靱芸術院執行院長の郭培建
中国美術家協会策展委員会副主任、著名な評論家の皮道堅
中国美術学院芸術管理と教育学院院長の黄駿
中国美術学院国際教育学院元院長の任道斌
中国美術学院教授、博士課程指導教員の周剛
中国美術学院教授、芸術教育と管理学院副院長の単増
今回の画展の統括者、浙江美術館元コレクション部主任の尹舒拉
中国美院美術センター主任の司文閣
浙江大学芸術と考古学院教授の黄河清
上海大学美術学院副教授、キュレーターの李暁峰
寧波美術館元館長の韓利誠
浙江省国際美術交流協会副主席兼秘書長の陶文傑
浙江省伝媒学院設計芸術学院教授の楊大偉
中国美術館副研究館員の魏祥奇
華南師範大学外国言語文化学院教授の凌海衡
著名な芸術評論家の姜俊
王少求美術館館長の王少求
『国際日報』創設者、熊氏グループ董事長の熊徳龍
深セン来支鋼芸術センター董事長 温長青
中亜グループ董事長の周偉国
浙江省文化産業学会副会長兼秘書長の謝作盛
西湖芸術博覧会総キュレーター兼秘書長の汪驥
深セン国銀レンタル董事長の王学東
香港商報編集長の戴傑
セミナーのゲスト(敬称略):
1.高法根 中国美術学院元副院長
2.皮道堅 中国美術家協会策展委員会副主任、著名な評論家(学術セミナーの司会)
3.任道斌 中国美術学院国際教育学院元院長
4.周剛 中国美術学院教授、博士課程指導教員、設計学院元副院長
5.尹舒拉 今回の画展の統括者、浙江美術館元コレクション部主任
6.単增 中国美術学院教授、芸術教育と管理学院副院長
7.司文閣 中国美院美術センター主任
8.黄河清 浙江大学芸術と考古学院教授
9.李暁峰 上海大学美術学院副教授、キュレーター
10.王少求 王少求美術館館長
11.陶文傑 浙江省国際美術交流協会副主席兼秘書長
12.楊大偉 浙江省伝媒学院設計芸術学院教授
13.蔡樹農 『美術新聞』の首席記者
14.魏祥奇 中国美術館副研究館員
15.姜俊 芸術評論家
崛起250x200cm
聖域 局所
芸道 局所
雲道図 局所
潮 局所
黄山雲煙 局所
峡道 局所
長江三峡 局所
桃源郷紀行――詩の境 局所
雪化粧 局所
老子入関 局所
煙雨富春江 局所
富春山居図 局所
夜、楓橋に泊まる 局所
夢渓園写真巻 局所
写生画作品
写生画作品46x34cm
写生画作品46x34cm
写生画作品46x34cm
写生画作品46x34cm
写生画作品46x34cm
写生画作品46x34cm
指導
浙江美術館
広東美術館
主催
李可染画院
浙江肖峰宋靱芸術院
実施
芸術西湖・国際水墨博覧会
深セン市来支鋼積墨山水画‐
文化芸術発展有限公司
展覧期間
2023年4月6日-4月19日
住所
浙江美術館4/5/6号展示ホール
雅昌特別寄稿 | 来支鋼:水墨の楽園 洞天宇宙
時間: 2023-04-09 ソース: 芸術ヘッドライン
4月8日、浙江美術館で「時代の先駆者——来支鋼水墨芸術展」が盛大に開催されました。来支鋼は中国大陸、台湾や海外でいくつかの美術展を開催した後、「水墨の楽園」とともに再び西湖に戻りました。風情のある西湖と積墨は互いに引き立て合い、杭州は最も美しい春に高水準の水墨芸術展を迎えました。
壮大かつ荘厳で変化に富む来支鋼さんの作品は中国画の目的を守り抜き、中国画の正しい道を堅守しました。見る方に中国5000年の歴史を伝えながら、今日の精神を体感させることができます。来支鋼さんは40年にわたる創作活動において、積墨の伝統的な画法を深く研究し、米芾、龔賢、黄賓虹、李可染など、歴代の巨匠から豊かな芸術的技法と長所を吸収し、古代と現代を統合し、「壮大で勢いと厚みがある」独自の絵画スタイルを確立しました。
開会式現場
芸術を通して生命の本質に迫り、常に質実剛健な創作に徹し、人々のために芸術を創作する理念を貫く彼は、生き生きとした勢いのある作品を創作し、見る人に視覚的な共鳴を与えるほか、命の価値に関わる思想を生み出し、世界に中華芸術の旺盛な生命力を感じさせました。現代美術界の見本と言えます。
この展覧会は浙江美術館と広東美術館が指導し、李可染画院と浙江肖峰宋靱芸術院が共同主催し、国際水墨博覧会と深セン来支鋼積墨山水画文化芸術開発有限公司が実施しました 。
時代の先駆者
中国文聯元副主席の覃志剛、浙江省政協元副主席の陳加元、浙江省政協元副主席の盛昌黎、浙江省政協元副主席の孫文友、杭州市政協元副主席の趙光育、浙江省文化庁元副庁長の楊建新、浙江省文聯元党組書記の田宇原、浙江省文聯元一級巡視員の蒋建東、浙江省統計局副書記、副局長、一級巡視員の呉家曦、杭州市会議展覧業協会会長、杭州市政府元副秘書長の葉敏、中国美術学院元副院長の高法根、浙江美術館館長、浙江省美術家協会副主席の応金飛、浙江肖峰宋靱芸術院執行院長の郭培建、中国美術家協会策展委員会副主任、著名な評論家の皮道堅、中国美術学院芸術管理と教育学院院長の黄駿、中国美術学院国際教育学院元院長の任道斌、中国美術学院教授、博士課程指導教員の周剛、 中国美術学院教授、芸術教育と管理学院副院長の単増、今回の画展の統括者、浙江美術館元コレクション部主任の尹舒拉、中国美院美術センター主任の司文閣、浙江大学芸術と考古学院教授の黄河清、上海大学美術学院副教授、キュレーターの李暁峰、寧波美術館元館長の韓利誠、浙江省国際美術交流協会副主席兼秘書長の陶文傑、浙江省伝媒学院設計芸術学院教授の楊大偉、中国美術館副研究館員の魏祥奇、華南師範大学外国言語文化学院教授の凌海衡、芸術評論家の姜俊、王少求美術館館長の王少求、『国際日報』創設者、熊氏グループ董事長の熊徳龍、深セン来支鋼芸術センター董事長の温長青、中亜グループ董事長の周偉国、浙江省文化産業学会副会長兼秘書長の謝作盛、西湖芸術博覧会総キュレーター兼秘書長の汪驥、深セン国銀レンタル董事長の王学東、香港商報編集長の戴傑などのゲスト(敬称略)が開会式に参加しました。
肖峰宋靱芸術院執行院長の郭培建氏による挨拶
主催者として、浙江肖峰宋靱芸術院執行院長の郭培建氏が挨拶を発表しました。郭院長は院長だった肖峰氏の今回の展覧会への祝意を代わりに伝えました。「時代の先駆者——来支鋼水墨芸術展」は伝統から生まれた革新の芸術展であります。この展覧会は素敵な時間と素敵な場所で素敵な作品が展示されています。また、郭院長は今回の展覧会のタイトル「時代の先駆者」も元院長だった肖峰氏が題字したもので、肖峰氏は常に芸術家の育成、特に芸術創作の環境、芸術の健全な発展と創新意識を非常に重視していると述べました。芸術が革新と創造を離れると、その命を失います。 中国画の継承と発展は永遠のテーマであり、永遠の原動力でもあります。最後に、郭院長は今回の画展を「古いものから新しいものを生み出す画展であり、継承と発展をテーマとする画展であり、実験と検証のための画展でもある」と高く評価しました。
特別ゲストの代表者、有名な芸術家の皮道堅氏による挨拶
特別ゲストの代表者、有名な芸術評論家である皮道堅氏は、中国画は我々中華民族が世界芸術に捧げた素晴らしい芸術技法であり、中でも中国山水画の芸術的実績は最も高く、巨匠が輩出したと述べました。美学家で哲学者でもある李澤厚氏は、中国の山水画は中国文化の真髄の象徴であると述べました。来支鋼先生の積墨山水画は、伝統的な中国画理論の「以形媚道」(形式の美で道の気韻を伝えること)「澄懐味象」(澄んだ心で審美対象を観察すること)、「澄懐観道」(人と自然の調和が取れた状態で物事の法則と人生の要諦を体験すること)という考えをよく受け継いでいます。個人的には、中国画は伝統を突破することは非常に難しいことであり、勇気と知恵が必要だと思います。来支鋼氏もかつて中国の筆墨はまだ進歩できるかという疑問を抱いていましたが、最終的には自らの実践によって、現代人の美意識に合致する、変化に富み、勢いのある境地を創造しました。これは「中国画は博物館にしか入らない」発言に対する来支鋼氏の反撃です。来支鋼氏は中国画の創作は留まらず、新たな可能性を切り開けることを証明しました。
『国際日報』創設者、熊氏グループ董事長の熊徳龍氏による挨拶
『国際日報』創設者、熊氏グループ董事長の熊徳龍氏は、今回の展覧会は非常に歴史的な意味を持つ展覧会だとコメントし、現場のゲストに杭州に来たときの経験を共有しました。 体調の理由で飛行機に乗れず、車で10時間以上かけて開会式に出席したと言います。現場を埋めた来場者を見て、疲れたはずの体と心がすぐに元気になりました。次に、熊氏は中国と外国の文化交流という視点から、来支鋼氏の作品を賞賛しました。 1950年代、中国には卓球外交があります。今日、来支鋼氏も中華文化の水墨画を通じて、世界と交流できます。来支鋼氏は最も友好的な方法で民間外交を促進し、文化的実力を活用することで総合的な国力を強化し、国内外の華僑や世界中の外国人に中華民族の智恵と蓄積を見せたとコメントしました。
芸術家 来支鋼
今回の画展の中心人物である来支鋼氏は長年の絵画実践の中で、「道」への理解が一番顕著なものであり、道は無形な力のように、自分の絵画を支えたと語りました。最後に来支鋼氏は「言葉はすべて絵の中にあります」と言い、来場したゲストに感謝の意を表しました。
開幕式現場
開会式の最後に、中国文聯元副主席の覃志剛氏、浙江省政協元副主席の陳加元氏、浙江省政協元副主席の盛昌黎氏、浙江省政協元副主席の孫文友氏、『国際日報』創設者、熊氏グループ董事長の熊徳龍氏と来支鋼氏はともに画展の開幕を宣告しました。
学術セミナー現場
中国美術家協会策展委員会副主任、著名な評論家の皮道堅が学術セミナーの司会を務め、中国美術学院元副院長の高法根、中国美術学院国際教育学院元院長の任道斌、中国美術学院教授、博士課程指導教員の周剛、今回の画展の統括者、浙江美術館元コレクション部主任の尹舒拉、中国美術学院教授、芸術教育と管理学院副院長の単増、中国美院美術センター主任の司文閣、浙江大学芸術と考古学院教授の黄河清、上海大学美術学院副教授、キュレーターの李暁峰、浙江省国際美術交流協会副主席兼秘書長の陶文傑、浙江省伝媒学院設計芸術学院教授の楊大偉、『美術新聞』首席記者の蔡樹農、中国美術館副研究館員の魏祥奇、芸術評論家の姜俊等(敬称略)が画展の芸術セミナーに出席しました。
水墨の楽園
来支鋼氏の絵画を初めて見たときは驚きました。よく見ると、心を躍動させるものを発見できます。最後にはその作品に触発され、共感しました。
石濤の詩に「黒い玉の中には墨の玉があり、墨の玉の中には広い世界がある」という言葉があります。来支鋼氏は常に濃い墨を使っていますが、その勢いから細部にこだわっていることが伝わります。岩の凹凸、光りの明暗、グラデーションの濃淡、鮮明さと厚みは絶好のバランスが取れています。来支鋼氏は、龔賢氏の「点積墨法」、黄賓虹氏の「線積墨法」と李可染氏の「面積墨法」を一つに統合し、「300年間の点・線・面を集大成しました」(陳伝席氏の言葉)。 李可染氏は「墨を積み、玉を成す」。来支鋼氏は「水を積み、玉を成す」。彼は無色の水で、色のある水墨をぼかし、水墨のグラデーションを豊かにしました。墨は水の中で昇華し、仙境のような雰囲気を醸し出すので、水を積んで仙境を作り、上善水の如しと言えるでしょう。
山水画の技法として、「積墨」は絵画の難点であり、触れたくない画家が多いです。 来支鋼は中央美術学院で絵画を学んでいたとき、先生や絵を描く友人の「それを避けましょう」というアドバイスを断り、揺るぎなく「大道」を歩んでいます。 努力を重ね、彼はやっと皆を驚かせるような作品を作り上げました。鑑賞家は彼の作品を「大きな美が伝わり、心を躍動させた」と評価しました。
近年、「来支鋼」という名前は中国絵画界で大きな注目を集めています。権威ある数十名の業界関係者は相次いで、彼が中国の伝統水墨画をさらなる芸術的高見に押し上げたと高い評価をしました。中国美術学院元院長の肖峰氏は「彼の山水画は画期的な役割を果たした」とコメントし、中国国家絵画院院長の盧禹舜氏は彼を「革新性と創造性を備えた芸術家だ」と評価しました。 有名な美術評論家の陳伝席氏は彼の作品を「世界を横断するほどの雄大さと、古今を見渡すほど勢いを持っている」と高度評価し、台湾のベテランコレクターである王定乾氏は「張大千は中国山水画の潑墨の第一人者で、来支鋼氏は積墨の第一人者です」と述べました。李可染氏の妻、鄒佩珠氏も生前、来支鋼画展のために、「伝承及び開拓」を題字しました。
安徽省珠城出身の来支鋼氏は、ダークホースのように水墨の宇宙を駆けめぐりました。壮大で秀美な「来氏流山水」は破竹の勢いで飛び回り、人々を感動させました。中国美術学院元院長、中国美術家協会顧問、浙江肖峰宋靱芸術院院長、西安市人民政府顧問の肖峰氏は来支鋼氏は絵画の革新と発展を追求し、墨の色、墨の形、墨の気韻で、自然の法則に従い、自然と調和する水気、霊気、仙気を表現し、創作プロセスと作品を融合させたとコメントしました。澄み渡る空、連なっている山と川辺の鳥たちを描いた作品は風情に満ちており、優雅、雄大と秀麗が伝わってきます。彼は中国画の精神を守り、水墨画の優越性を最大限に生かし、調和のとれた表裏一体の美学を際立たせ、自分の「来氏流山水」を表現しました。「従来の様式化された絵画スタイルから、自分のスタイルを見つけ出したその技法は、間違いなく芸術の絶え間ない革新と発展の本質や法則そのものです。「来氏流山水」は水墨の魅力を伝える新しい絵画様式であり、時代の発展と文明の進歩の産物とも言え、新しい意味を持ちます。実にすばらしいことです!」
来支鋼氏、自らの意志に従って、自らの道をしっかりと歩んできました。子供のような純粋な心と賢者のような達観を併せ持ち、人一倍純粋な精神的自由を持っています。彼の絵を鑑賞すると、司空図が言う「輝く水、果てしない春」の気韻を感じることができます。終わりのない伝統から突破口を見つめ、古きを踏襲しながらも革新していきます。宇宙の形を作り、万物を再現します。パノラマ山水画にはアクティブな対象物、自由な鑑賞と全体的な構成が含まれており、世界を見渡した超越的な風景を表現しました。局部を描く場合はまた、自由自在の「世界感」を呈することができます。たとえば、一部の雲が麓にあり、一部の雲が夕日に照らされる場合があります。数えない川と山を描いた長い絵巻、蒼茫たる小さな作品は万物をすべて含んでいます。
黄賓虹氏は、「重厚で勢いがある」とは筆墨だけに対する形容ではなく、筆墨の背後にある国民性も表現しました。潘天寿先生は「民族の芸術は民族の精神の結晶である。従って民族芸術の復興は国民精神の復興と密接な関係を持つ」ということを明確に指摘しました。来支鋼の作品は、壮大且つ荘厳であり、堂々とした態度で、新しい時代の活力を呈しました。その上手な技術をもとに、形の構造、塊の面の解析、遠近法などの概念を駆使して作り上げた作品は雄大さと優美な気韻を持ち、筆墨の躍動と詩的な雰囲気で、見る人にかつてない視覚的インパクトを与えることができます。
人生は無限であり、探索はまだまだ続きます。来支鋼氏は絵を求めることをやめることなく、やっと人生の大道を見つけました。
「洞天」についての思考
洞天には、古人がより高い境地に対する精神的な求めと現代人が広大な宇宙に対する探索欲が含まれています。
中国山水画には、独特の宇宙概念と人生哲学があります。来支鋼氏の芸術創作行為は、決して1つの道または1つのスキルに限定されることはなく、芸術を媒体として、より広い世界を目指しています。この世の天と地を師とし、四季を参考とし、山川を船とし、草木を仲間とし、本質と本心を求め、正しい心で正しいことを行おうとします。
中国書画の魂は国学から生まれます。深い国学の基礎を持つ来支鋼氏は最高の美的理想をたゆまず追求しています。 彼にとって、中国画における水と墨の関係は、水が先にあり、墨が後ろにあります。水は「無」であり、墨は「有」です。「天下万物は有より生じ、有は無より生ず」。故に「無から有が生まれる」。来支鋼氏は老子と荘子の道教哲学を精神の核とし、刻々と変化する世界を水墨で表現しています。
白を知り、黒を保つ。黒を使い、白を作ることは、来支鋼氏の絵画の独特の芸術的美学システムを構成し、「道は陰と陽でできている」という法則を体現しました。「夜のカラス」ような黒と「雪の中に横たわる白鷺」ような白で、風情のある白黒の世界を作りました。「簡潔を極めると、陰と陽になり、水墨で表現すると、白と黒になります」 「道は墨の基礎であり、墨は道に使われます」 「水墨は道を生み出します」など、彼の作品は、彼の絵画思想を反映しました。
来支鋼は芸術を旅し、道を探求し、道理を極めます。彼は画室で創作していなければ、必ず自然の中で写生しています。しばしば田舎の小道、有名な山や川の間を歩き回り、天と地のエッセンス、太陽と月の霊気を吸収します。彼は「変化」という自然の法則を捉え、水墨の変化を実現するために、常に絵画で変化することを求めています。「天と地と万物は指一本、馬一匹と何の違いもない」 来支鋼氏の世界では、天と地と万物はその筆にあります。
雲は変わり、水は変わり、山も変わります。千変万化は水墨の変化によるものです。 南朝時代の画家、宋炳の言うように、聖人は道で物事の本質を反映し、賢者は澄んだ心で審美対象を観察します。度胸と実力を持つ来支鋼氏は奥深い東洋文化を通じて、無限の空間、無限の体積、無限の力を備える大きな美を構成しました。「絵を書くことは、即ち技芸の成就は下乗、道德の成就が上乗である」 来支鋼は技術と道の両方を把握し、筆墨の使用は「始まりも終わりも痕跡がなく」、自然体の境地に達しました。
才能に恵まれた来支鋼氏は創作するとき、下書きをせずに、心の赴くままに描きます。「心が清らかであれば、天地の力が体に集まる」ことを証明しました。彼の作品には想像を超えたところがたくさんあります。暴走する野生の馬のように、思うままに対象物を描いています。 「道」を歩き、道に従います。紆余曲折を経ると、奇妙な景色が次々と現れます。
絵の対象物になれるもの、描けるもの、絵になるものはすべて来支鋼氏が「道」に従った結果であり、変化に富んでいます。人間の知恵は限界がありますが、道を利用し、道と融合させることで、気韻を伝え、人々に広い想像の空間を与えることができます。「近づいて行ってもその顔は見えず、ついて行ってもその後ろ姿は見えない」。遠くから見ると感じることができますが、近づいて触ってみると何もありません。 彼は常に「私は半分を描き、神様が残りの半分を補足します」を口にしています。
古代の画家の荊浩が言ったように、「筆墨を忘れれば、本物の景色が得られます」。精神と人格の純真さを保てる人は、すでに「道」を歩いていますが、自分が気づいていないだけです。「大道は至りて簡し、進化は至りて複雑である」。来支鋼は造物主のように、複雑なことを簡単なものに転換し、常に新しい作品を生み出しています。「道を以て墨を制し、墨を以て道を載せる」に要約できます。
来支鋼氏は絵画を修行の道場として、常に自己を磨き、天道法則を悟り、「天人合一」の境地を求めています。絵を描くたびに、元気と精神が分散しないように、欲望も自己もすべても忘れてしまいます。善を美しさとして捉え、心静かに深い思惟に達します。荘子が語る「虚室に白を生ず」とは、芸術家は純粋な状態でのみ、芸術の根源を見つけ、芸術を限界まで発揮することができるという意味です。自己を忘れると、限界を突破することができます。
「色の美しさを褒めてくれなくても良い。ただ清らかな香りをこの世に残りたい」(王冕の言葉)。中国絵画は中華民族の芸術的自信であり、東洋文明の最も重要な文化遺産です。来支鋼氏の作品を鑑賞すると、民族に対する自信と誇りが自然と湧き上がります。
ある哲学者は、各民族の精華が世界の根幹を支えていると言いました。新しい時代の波に乗った来支鋼氏は、間違いなく世界芸術史の新しいエピソードを書き下ろします。
展覧会を見に行こう | 方錦龍広東美術館「音楽と絵画のショー」、水墨画の巨
時間: 2022-07-11 ソース: 南方+
琴の中に絵があり、絵の中に琴の音があります。7月10日午後、広東美術館で中国画と中国音楽のコラボレーションが開催されました。中国音楽の巨匠、方錦龍氏が骨笛、古琴、尺八、五弦琵琶などの楽器を持って広東美術館に登場し、展示されている来支鋼氏の山水画の前に感情を込めて4曲を演奏しました。
方錦龍氏が『憶江南』を演奏
来支鋼氏の巨大な山水画『大潮』の前に立った方錦龍氏は、8800年前の中原の古代楽器の骨笛を使って、心の中の『潮』を演奏しました。その勢いはまるで海へと流れ込む渓流のように、どんどん広大になりました。来支鋼氏の詩的な山水画の前で、彼は古琴で嶺南の古琴曲『碧澗流泉』を演奏し、巨大な水墨画『峡道』の前で尺八の演奏を披露し、繋がる山と川、重なり合う雲と万物を聴く者に想像させました。最後に『夢渓園写真巻』の前で琵琶曲の『憶江南』を演奏しました。その曲を聞きながら、小川、石の道と花の壁に囲まれた江南庭園の風景が、生き生きと浮かび上がりました。
弦で絵を描き、絵には音があります。「賢者のコラボ 音楽と絵画の盛宴」という分野を超えたコラボレーションで、彼らは琴と絵画の絶妙な相性を見せ、「道を志し、芸を旅する」姿勢を示しました。
(中国音楽の巨匠方錦龍氏と山水画家の来支鋼氏がコラボして「音楽と絵画のショー」を上演)
「私たち二人とも、伝統的な苦学派です」
方錦龍氏と来支鋼氏は同じ年に生まれ、二人とも安徽省出身で、長年嶺南に住んでいました。どちらも伝統的な苦学派と言えます。
方錦龍氏は50年近く古典楽器を練習しており、bilibiliで百万くらいのフォロワーを獲得し、伝統的な民族楽器を広める中国音楽の巨匠です。 来支鋼氏は40年以上にわたり、「積墨」技法に専念し、龔賢、黄賓虹、李可染などの先輩から学び、「墨は五色に分かれる」を「墨は無限である」に発展させました。
话
方錦龍氏と来支鋼氏による琴と絵画のコラボ
巨大な山水画『芸・道』は繋がる12個の通屏(縦長の掛幅を連ねて屏風絵のような一つの大画面を成したもの)で構成され、来支鋼氏が数十年にわたって范寛、李唐、龔賢、黄賓虹、李可染など、歴代の巨匠の筆致を探求してきたことが示されています。芸術評論家の陳伝席氏は「300年間の点、線、面を集大成し、天地の道と自然の魅力がすべてその筆により、再現されている」とコメントしました。
『芸道』の前に立つ二人の芸術家
方錦龍氏は、「最高のスキルを使用して伝統に入り込む」ことに共感しました。彼は6歳の時から琵琶の練習をしており、毎朝4時に起きるようにしています。数十年も同じく、毎日10時間以上熱心に練習してきました。「私たち二人は、急に大きな成果を上げたのではなく、一歩ずつ苦労を重ねながら着実に、伝統の中から歩んできました」と方錦龍氏は語りました。
『夢渓園写真巻』の前で『憶江南』を演奏する方錦龍氏
来支鋼氏の作品『夢渓園写真巻』
「変わる」と「生きる」中で自分を見つける
展示ホールでは、方錦龍氏は来支鋼氏が絵画に関する言葉に共感しました。来支鋼氏は「私の創作の中心は「変」と「活」にあります。生気を感じられるなら、あなたの絵画も生きていて、生命力があり、呼吸できるのです」と書きました。
「来支鋼氏の絵画は私の経験と非常に似ています。巨匠を単に真似しているのではなく、その基本原理をよく理解して、自分のスタイルに変えていくのです」と方錦龍氏は述べました。
来支鋼氏が2020年に創作した作品『大潮』は、無数の墨の点をぼかすことで、押し寄せる時代の潮の音を奏でています。来支鋼氏は人生の忘れられない経験はすべて絵の中の符号であり、無数の痕跡の中には一筆があり、また一筆あり、お互いに依存し、お互いを抑制しながら、矛盾の中で調和と統一を実現したと説明しました。
ビッグサイズの山水画『大潮』の前で古代楽器骨笛を演奏
『大潮』(局所)
「伝統を学ぶには、知ること、理解すること、一を聞いて十を知ることに加えて、「個人のもの」を「自分のもの」に変えて、「使いこなす」ことも大事です。来支鋼氏は自分のことを「クモ」に例えました。クモの糸の中にあるものを徹底的に把握し、蜘蛛の糸以外のことにはまったく関心を持ちません。「変化」の中から「変わらないもの」を見出し、テーマをストレートに捉え、煩雑さをそぎ落とし、真実を掴むのが得意です。「万物は平和から得られ、心を落ち着かせると、花の香りが分かる。芸術家は鋭い目を使って本質を発見し、他の人には見えない芸術の「道」を見つけなければなりません」
方錦龍はまた、芸術を求める境地を7点に要約しました。「1番目は静であり、知恵は静から生まれます。2番目は脇目も振らず心を落ち着かせることです。3番目は自然と伝統に畏敬の念を持つことです。4番目は鏡を見て自分を反省することです。5番目は速度よりも方向がもっと大事だということです。6番目は境地に対する追求です。7番目は競争することです。最初の6つのポイントがあってこそ、文化的に自信を持ち、より競争力を持つことができます 」
・対話
「名が売れる」のは一日にして成らず
南方+:おふたりは伝統と革新の関係をどのように考えておりますか?
方錦龍:継承は守旧してはならず、革新はルーツを離れてはなりません。これは私が長年貫いてきたことです。どのように創新しても、根本を失ってはいけません。私たち中国人がよく言うように、何事も決まり事、ルールがあってこそ、成功するのです。
「変わる」と「生きる」の根本は「真」の一文字にあります。真は科学であり、善は信仰であり、美は芸術です。
来支鋼:私は40年以上、コツコツと伝統を研究してきました。唐や宋の時代の伝統的な絵画に従い、出家して世間を離れたような生活をして、毎日絵画だけに専念し、40年経てようやく、伝統水墨画に入門したかのようです。私は伝統を実践の「道場」、革新の源として見ています。
私の芸術に対する追求はすべて「真」の一文字にあり、物事の本質を鋭い目で捉えることにあります。「変化」こそが宇宙の真理であり、絵画は「変化」と「生きる」を捉えなければならず、新たな芸術様式が現れて初めて、生命力のあるものが生まれると考えています。
巨大な水墨画『峡道』の前で尺八を演奏
『峡道』(局所)
南方+:方先生は近年「名が売れたね」とよく人に言われますが、これについてご自身はどう思われていますか?
方錦龍:2005年に40枚以上のソロアルバムをリリースしましたが、大きな反響は呼びませんでした。そこでどこに問題があるだろうと考え始めました。そこで思いついたのが、民族音楽は皆と一緒に楽しむものだということです。どうしたら人々に気に入ってもらえるものを作れるのかを考えだしました。
私は演奏の中に「方氏トークショー」を入れたり、一人で百人ほどの洋楽バンドと競い合うことでインパクトを与えたり、バーチャルキャラクターの洛天依とコラボして「茉莉花」を演奏したりすることで、bilibiliでバズることができました。
bilibiliのために何年準備したかとたくさんの人に聞かれましたが、私は40年以上準備してきたと答えました。多くのものはすべて長年積み重ねてきたものなのです。12年前、私は広州で芳華18女子ファッション中国音楽オーケストラを設立し、その後「中国音楽四大天王」ブランドを創設しました。
今のように「名が売れた」のは、一朝一夕でできたのではなく、少しずつ模索し、積み重ねてきた賜物です。「名が売れた」というよりも、私がやってきたことは、いかに観客を惹きつけるかということを考えてきた結果です。
中国の音楽と中国の絵画が人類運命共同体を説明
南方+:二人とも強い文化的自信を持っておられますが、その根源は何でしょうか?
方錦龍:中国音楽式典は私が広東省で参与した創作のブランドです。 なぜそれを民族音楽式典と呼ばないのですか?私たち中国人に国学、国画があるのに対し、なぜ民族音楽を国楽と呼ぶことができないのか?調べてみると、実は北魏の時代に国楽という言葉があり、私たち広東音楽も国楽と呼ばれています。
そして我が国の民族楽器を見てみましょう。名前が1文字の楽器はすべて在来楽器であり、名前が2文字の楽器、例えば洋琴、琵琶、胡琴、チャルメラ(中国語は2文字)、箜篌はすべて外国のものです。つまり私たち中国人は「和」を重視する民族なのです。「和」の中で違いを求めることが紳士の風格であり、中華民族の美徳です。
「国楽」の二文字を見てみましょう。その国が国連の国であり、楽が世界の音楽です。古代、私たちはさまざまな国から楽器を導入し、自国の楽器に変えてきましたが、今日ではそれらをさらに融合させる必要があります。個人的には、国楽自体が人類運命共同体を表し、伝えていると思います。8,800年前の骨笛を使って海外で演奏するとき、私たち中国人が8,000年以上前に7音音階を創造したということを世界に伝えたいと思っています。これは非常に驚くべきことです。
来支鋼:私と方さんの伝統に対する探求方法は違うけれども、行き着く先は同じです。私は50年近くコツコツと歩んできて、少なくとも斉白石、李可染、賈又福などの方々が数世代にわたり蓄積してきた知恵を踏まえて、やっと「墨は5色に分かれる」から「墨は無限である」にまで発展させ、中国水墨画の表現力を大きく向上させることができました。
中国の水墨画の迫力、表現力、質感は西洋の油絵にも全く劣りません。その表現力も先人を大きく上回り、新たな時代の頂点を迎えていると私は考えています。
詩的な絵画の前で嶺南の琴曲『碧澗流泉』を演奏
来支鋼氏『桃源郷』(局所)
敦煌と手を携えて世界の音楽と対話
南方+:おふたりとも広東省に長年住んでおりますが、どのようなインスパオアを受けていますか?
来支鋼:泉は心を清めるとよく言いますが、私が求める水墨の境地は汚れ一つない清らかさです。私は毎年半年ほど深センに住んでいますが、ほとんど隠居した生活をしており、外部からの干渉を遮断しています。南のほうが社会的および文化的雰囲気がより活発であるため、私の新しい創作に土壌を提供してくれました。
方錦龍:私が広東省にやって来たのは1988年の頃です。ここ数十年、常に広東省の音楽のために何かしたいと考えてきました。昨年、私がプロデューサーを務めた「赤い中国、漂う粤の韻」広東音楽厳選コンサートは、広東省革命音楽の歴史を再現し、『塔の影、粤の韻』などの楽曲を創作し、全国ツアーで大人気を呼びました。
私は広東省、そして中国と東洋文化を代表して世界と対話したいと考えています。最近は、敦煌と協力して、敦煌古楽団の設立を推進しており、来年には世界琵琶祭を敦煌で開催する予定です。前に押すことを琵と言い、後ろに弾くことを琶と言うと古代人は言いました。敦煌の壁画には琵琶を弾く絵が何度も登場しますが、将来、敦煌を世界の琵琶の都として発展させることができることを願っています。
継往開来——来支鋼水墨芸術展が広東省美術館で無事開催
時間: 2022-06-25 ソース: 書画チャンネル
広東美術館の素敵な展示ホールに入ると、「雄大で荘厳、変化に富む」山水から、「空に浮かぶ、自由気まま」な雲煙まで、「心が描いた」巨大な水墨画が見えます。その一筆一筆から、伝統的な筆墨を継承し、守っていく勤勉な芸術家の姿が見られ、その作品が反映した根本を貫いて革新を起こす時代精神を感じることもできます。
黄賓虹は「水墨画を描く時、墨は濃淡があり、互いに影響しない。色の中に色があり、墨の中に墨がある。これこそ積墨の達人だ」と主張しました。積墨は一種の技法として、水墨画の発展の歴史において特に重要です。淡い墨がどんどん濃くなり、層ごとに墨を追加することで、濃いけれども薄くない、厚いけれども鮮やかであり、厚みがあって変化に富む特徴が形成しました。天性の芸術的才能や、筆墨に注ぎ込んだ創作に対する情熱で、芸術家の来支鋼氏は力強い絵を操る力によって、山や川を描くスキルを発揮しながら、繊細なところにも自分の見解を具現化しています。
芸術家:来支鋼
開●幕
2022年6月18日、広東省美術家協会、広東美術館の主催、李可染画院の共催、深セン市来支鋼積墨山水画文化芸術発展有限公司の実施により、「継往開来——来支鋼水墨芸術展」が広東美術館で盛大に開催れました。
外から見る広東美術館

開会式では、広東省美術家協会主席、広東画院院長の林藍氏、中国美術家協会策展委員会副主任の皮道堅氏、広東美術館館長の王紹強氏、芸術家の来支鋼氏がそれぞれスピーチを発表しました。
開会式のゲスト:
広東省美術家協会主席 林藍
広東省委組織部元副部長 羅東凱
中国美術家協会策展委員会副主任 皮道堅
中国美術家協会策展委員会副主任 羅一平
広東美術館館長 王紹強
広東省美術家協会副主席 許鸿飛
広東省美術家協会副主席 宋陸京
広東省美術家協会主席団メンバー 陸增康
中国美術家協会重大題材美術創作委員会委員 孫黎
広東美術館副館長 胡鋭韜
広東省客家商会会長 温純青
深セン来支鋼芸術センター董事長 温長青など
鉄嶺の王貴忱氏の揮毫
広東美術館館長の王紹強:
来支鋼は幼い頃から絵を描くことが好きで、賈又福と李小可先生の下で、中国山水画を体系的に学びました。40年にわたる創作活動において、積墨の伝統的な画法を深く研究し、米芾、龔賢、黄賓虹、李可染など、歴代の巨匠から豊かな芸術的技法と長所を吸収し、古代と現代を統合し、「壮大で勢いと厚みがある」独自の絵画スタイルを確立しました。
唐の王維は、『画山水訣』の冒頭で、「絵画の中で、墨水が一番。自然に法則に沿い、造化の妙を遂げる」と書きました。中国の水墨山水画は唐に始まり、五代に徐々に成熟し、宋元時代に大きく発展したと言われています。中国の水墨山水画の千年以上の進化と発展を経て、歴代の画家たちは山水画の表現技法において豊富な経験を蓄積してきました。黄賓虹は「水墨画を描く時、墨は濃淡があり、互いに影響しない。色の中に色があり、墨の中に墨がある。これこそ積墨の達人だ」と主張しました。積墨は一種の技法として、水墨画の発展の歴史において特に重要です。淡い墨がどんどん濃くなり、層ごとに墨を追加することで、濃いけれども薄くない、厚いけれども鮮やかであり、厚みがあって変化に富む特徴が形成しました。 生まれつきの芸術的才能や、筆墨に注ぎ込んだ創作に対する熱情で、来支鋼氏は絵をコントロールする強力な力を備えており、山や川を描くスキルを発揮しながら、繊細なところにも自分の見解があります。
来支鋼が描いた『芸道』、『雲道』、『崛起』などの巨大な山水画は、力強い筆致と濃い墨で聳え立つ山、川、雲を見せました。画面は一体感があり、厚みも深みがあり、微妙に変化する墨の色と巧妙な空白で、写実と写意を兼ね備え、山と川の雄大さを強調するだけでなく、画家の心の中にある山や谷を具象化したものでもあります。特に筆と墨の使い方は柔軟で、濃さや触感の異なる墨跡が絡み合い、適度に集まったり分散する線は表現力があり、画面全体の質感とテンポを効果的にコントロールしました。来支鋼氏の水墨表現手法は強い個人的なスタイルを持っています。彼の代表作である『大潮』、『聖域』、『大江東去』を見てみましょう。雲や水の千変万化がうまく表現されています。彼は白と黒の表現形式で、壮大な水墨風景を作り出し、見る者の無限の想像力を掻き立てます。
「芸術作品の創造は自然から学ぶことから生まれますが、自然の美しさが自動的に芸術の美しさになるわけではなく、その変容の過程には芸術家の内面の感情と構築が不可欠である」。来支鋼氏は、中国絵画の伝統的な創作理念を深く理解しており、自然の中で写生することに拘っていて、全国を旅しました。たゆまぬ実践と探求を通じて、古代の山水画に込められた、「芸術者は道の形である」という道家の思想を徐々に理解できました。
現代水墨画が多様に発展した今日、来支鋼氏の水墨芸術創作から、伝統的な筆墨を継承し、守っていく勤勉な芸術家の姿が見られ、その作品が反映した根本を貫いて革新を起こす時代精神を感じることもできます。
2020年の作品『大潮』2640x250cm
2009年の作品『芸道』1134x249cm
2015年の作品『雲道図』960x250cm
2020年の作品『聖域』1375x250cm
2013年の作品『峡道』1680x250cm
虛反れば渾に入り 健を積めば雄を為す
来支鋼水墨山水の「現実の境」と「仮想の境」
中国美術家協会策展委員会副主任の羅一平:
来支鋼氏の水墨山水は「現実の境」と「仮想の境」の2つの異なる表現方法と雰囲気があります。彼が求める「現実の境」は客観的な物事に対する完璧な再現であり、シミュラクラとリアリズムが大事です。彼の「仮想の境」は「現実の境」をぼかし、芸術化した結果です。彼の作品に示される「仮想の境」は、現実世界の断片である場合もあれば、現実世界を芸術化したり、現実世界の反転や象徴である場合もあります。彼の水墨山水画の作品において、仮想の境の素材はほとんどが現実世界からきております。彼は象徴的な芸術的技法で、縹渺、自由気まま、雰囲気の似ている審美効果を醸し出します。
2014年の作品『白水砦滝図』250x160 cm
来支鋼氏の「現実の境」は荘厳な美しさとして表現されています。10メートルの長さを超えた巨大な作品には、雄大な山々や流れる雲が描かれております。整然とした筆墨で湧き出る荒々しい力を表現し、銭塘江の潮が轟音を立てて岸を横切るかのように、抑えきれない内なる衝動が伝わります。それは一種の「現実の境」であり、来支鋼氏が求める重厚で安定した力強い美しさでもあります。彼の「現実の境」を表現した作品は、北宋の山水画のパノラマビューを参考しましたが、北宋の山水画にある親しい感じがせず、宗教的で神秘的な雰囲気が漂っています。この神秘的な雰囲気は、画家が対象物に対する感情の移入と絵の芸術的処理から生まれております。力強い筆触で描かれた緻密で複雑な奇妙な峰や崖は、見る者に北宋の山水画が重視する「鑑賞できる、登れる、旅できる、住める」空間的な可能性を与えることなく、蒼然の雰囲気だけを醸し出しました。山間を流れる雲は空間感覚の作りが目的ではなく、「動」と「静」の対立だけを構成しました。来支鋼氏の目的は、鑑賞者に自分自身が絵を見ているのではなく、周囲の世界の騒音が消え、滝の音が聞こえ、雲が見えるかのように、崖の下に立って自然を見つめていると感じさせることです。
2019年の作品『春夏秋冬』138x34cmx4
「現実の境」を主体とした来支鋼氏の山水画は、荘厳で壮大な空間を作り上げました。この種の作品は、独特のプロット、壮大なイメージ、優れた構成、独特の筆墨技法を持ち、物事と自身との間の暗黙の了解、精神と精神の統一を表現しました。彼は特定の情景の描写に重点を置かず、象徴的な意味を巨視的に表現することを好みます。物理的空間の束縛から解放された蒼茫たる墨の色と、秘境のような山や川が常に絡み合い、動き続ける心理的時間映像と精神的空間映像を構築しました。視覚の面から言うと、来支鋼氏の「現実の境」の山水は、有形と無形、有状と無状を統一させ、時間と空間の制限を超越した領域を作り出しました。聴覚の面から言うと、「現実の境」の山水を見る人は音声に対し、「大きな音」を感じることができます。「大きな音」は静かで、当然聞こえません。静かな沈黙は神聖な感情への応答ですが、来支鋼氏は、絵の静かな沈黙の中で鑑賞者に交響曲のような壮大な音楽を聞かせたいと考えています。このような視覚と聴覚の感覚により、直接の表現しなくても、暗示を通して神聖な存在を体験させることができます。鑑賞者は穏やかな雰囲気に包まれ、ミサの中で最も神聖で神秘的で瞬間的な体験を得ることができます。これが来支鋼氏の心の中にある「大きな音」です。「静寂」の状態、または玄妙な状態でのみ体験することができます。
2014年の作品『空山新雨の後』68×136cm
来支鋼氏の「仮想の境」は、幻想的な美しさを描いています。幻想や煙雨に満ちたイメージで、「山に登り、水に向かい、時間を忘れてしまう」(『晋書・阮籍伝』)ような感覚をさせます。来支鋼氏の壮大な作品は「現実の境」で「仮想の境」を作り出すことに焦点を当てているのに対し、彼の水墨山水図の重点は「仮想の境」で「現実の境」を表現することです。
2014年の作品『山高き雲気まま』248x124cm
来支鋼氏にとって、中国山水画が表現する現実物象は現実世界の「真実」でも、自然山水の「鏡像」でもなく、人間が自然に対する悟り、及び昇華した後の自然の「虚像」です。このような虚像は変化するものですが、「現実の中の仮想」「仮想の中の現実」を表現しています。「仮想の境」を主体とした彼の作品では、自然界の山、木、雲、水、人物、建物などはぼんやりと認識できますが、それらはすべて雲や霧に覆われ、霞んだ煙の中にあり、天地無言、大象无形の千年の寂しさを表しました。老子には「物有り混成し、天地に先だちて生ず」、「無状の状、無物の象」という言葉があります。つまり、道は人間が見える、天地万物の形や状態を定めました。しかし、道そのものは直接認識することができないため、形のない形、物体のないイメージです。「仮想の境」を統合した来支鋼氏の山水画作品は、意図的か意図せずに、水墨画と中国哲学の内的なつながりを結び付けました。そのため、彼の水墨山水画は特定の対象に束縛されず、主観的な感情を客観的な対象に溶け込み、筆墨、現代美学の表現方法及び芸術に対する形而上の美意識で、自分が人生に対する追求を無限な芸術的概念に変え、「現実の境」の物象で「仮想の境」に対する自分の体得を説明します。
2013年の作品『閑居、紅塵を飛び越す』123x133cm
おそらく来支鋼氏の頭の中では、「現実の境」も「仮想の境」も「静」の表現形態なのでしょう。静とは、目には見えない無形のものではあるが、心で感じることができます。王夫之の言葉通り、「有形は無形から発生し、無形は有形を生み出す」のが「静」のイメージです。「現実の境」と「仮想の境」を兼ね備えた来支鋼の山水画では、彼は自分の思いを有形の物体に託し、作品の「静」と「無形」を構築しました。そのイメージはまさに唐の司空図の言葉「虚ろや混沌に戻り、自由に鑑賞する。万物を兼ね備え、宇宙を超える。流れる雲と寂しい風。世界を超越し、環中を得よ。無理すれば得られるものではなく、自らやって来るのである」のようです。つまり、来支鋼の「現実の境」の山水の雄大さと、「仮想の境」の山水の「幻想」は、両方とも山の有形物によって触発されたということになります。そのため、「仮想の境」は「現実の境」で感じた物であり、主体性が高いことにより、人々は主観的な感情を客観的な映像に溶け込み、「虚ろや混沌に戻り、自由に鑑賞する」ことができました。
2017年の写生画作品
中国山水画には長い歴史を持ち、筆墨の豊かな伝統と文化的血統が蓄積されていますが、この豊かな伝統が今日の風景画家の創作を難しくしました。困難な点は、古人の筆墨技法を継承することではなく、古代の山水画家の心を理解することにあります。要するに、山水画が風景画ではなく山水画と呼ばれる理由は、中国の山水画が主観的な構成と観念の解釈に重点を置いているためであり、山水画が描かれているのはよく見られる美しい風景ではなく、画家本人が不重要な部分を捨て、自然の中の山や川を超現実の山水の景色に凝縮させた山水の景色です。強調しているのは、内なる気持ち、透き通る詩的雰囲気と、俗事に気にしない追求です。従って、中国の山水画は文学的、理想的、哲学的性質に満ちており、儒教、仏教、道教の文化の視覚的な「詩的」表現です。このような詩的表現は司空図の二十四品、特に「虚ろや混沌に戻り、自由に鑑賞する」 の美学的範疇に集中しています。来支鋼氏の水墨山水画の重みは、「自由に鑑賞する」という手段で「虚ろや混沌に戻る」目的を達成することにあります。「虚ろに戻る」ことは自然の法則に沿うことです。このような姿勢と心境で山水創作に取り組むとき、彼の精神は既に自由な精神空間に入ったでしょう。このように、創造の媒体として現れた自然の山水物象が、時間と空間の制約から完全に解放され、共存しながら独立する「現実の境」と「仮想の境」に転換し、「君の中に私がいる」「私の中に君がいる」という山水画の雰囲気と水墨の表現形式に変容しました。
也许,这正是来支钢山水画中的传统神韵和现代意味的深层美学意味。
おそらく、これこそ来支鋼の山水画が表現したい伝統的な魅力と現代的な意味の深い美学的審美です。
2019年の作品『富春山居図』1000x50cm
2021年の作品『江雪』249x31cm
2021年の作品『桃源郷紀行――詩の境』366x48cm
中央美術学院美術史系教授の孫美蘭:
来支鋼氏は、飾らない純粋さを求め、白紙の上に素敵な山水を描き、無限の可能性を秘めた白と黒で生き生きとした風景を見せてくれました。作品から新時代の壮大な雰囲気が伝わってきます。そして21世紀の改革開放を深める中国精神を探索し、伝承と開拓を貫き、絶えず練習して、想像力を向上させる姿勢は私に大きなインパクトを与え、感服いたしました。実に心を揺さぶるような美意識と表現力を持っています。彼は中国画芸術の本質の高い境地、偉大な境地、そして真の境地に到達しました。中国文化に対する高度な自信、積極的な革新意識及び「積墨山水」を伝承・開拓する旺盛な活力で、中国画の発展の新たな未来の扉を開きました。彼は勢いよく精進し、実践を積み重ね、独特の個性とスタイルを備えた大規模な傑作を発表し、現代の積墨山水の偉大な未来を強調した第一人者となりました!
2021年の作品『黄山人字滝』138x70cm
中国美術学院元院長の肖峰:
来支鋼氏は高い志を持ち、黙々と創作する実際家であり、高尚な気品を備え、芸術家にふさわしい人物です。数千年にわたる中華民族の古い文化は、私たちの生存と発展の基礎であり、魂です。彼はこの魂を表現したのです。 彼の「積墨」を通して、私は何千年の間、存在している民族の文化精神と人間主義、そして何も恐れず、世界に聳え立つ中華民族の気品を感じました。
2008年の作品『峡江雲煙』68x45cm
中国国家画院院務委員の李宝林:
正直に申し上げます。来支鋼氏の作品は難易度が高く、これほど大きな絵を描き、こんなレベルまで到達できる人はそういません。来支鋼氏は大きな絵に長い時間を費やしています。そして細部にまでこだわり、完璧を求めています。李家山水と黄賓虹先生の積墨法を継承し、独自の技法を持っています。
2017年の作品『雲間の雨音の詩』97x60cm
中国人民大学教授の陳伝席:
来支鋼氏の絵画は、雄大で力強く、彼独特の特徴が鮮明です。「雄大さ」を極めるだけでも難しいことですが、「力強さ」という点でも際立っていますこれは実に難しいことです。彼の厚みと深みはまさに新中国が求めている壮大な時代精神と一致しています。来支鋼氏が描いた雲は時代を超えた傑作と言えます。古代人でも現代人でも彼のような、勢いと厚みを兼ね備える画法を体現できる人はおりません。彼の絵は現代においては非常に珍しいと思います。もちろん、これも彼の独創的な作品であり、画家は独創的でなければなりません。新しい流派を生み出すには独創的でなければなりません。独創的でなければ、新しい流派を生み出すことなど不可能です。
鄒佩珠が師牛堂にて揮毫
文化学者の王魯湘:
李可染先生の妻、鄒佩珠先生は生前、来支鋼氏のために中国文化、中国芸術発展の最大なテーマを「伝承及び開拓」にまとめて題字し、思いを託しました。
現場|継往開来——来支鋼水墨芸術展が広東省美術館で開幕
時間: 2022-06-19 ソース: 中国美術新聞
6月18日、広東省美術家協会、広東美術館の主催、李可染画院の共催により、「継往開来——来支鋼水墨芸術展」が広東美術館で開幕しました。
開会式現場
開会式に出席した指導者とゲスト(敬称略):広東省美術家協会主席、広東画院院長の林藍,広東省美術家協会副主席、広東美術館館長の王紹強、中国美術家協会策展委員会副主任、評論家の皮道堅、広東省委組織部元副部長、省直機関工委元書記の羅東凱、広東省美術家協会副主席、広州彫塑院院長の許鸿飛、中国美術家協会策展委員会副主任の羅一平、広東省美術家協会副主席、広東画院副院長の宋陸京、広東省美術家協会主席団メンバー、広州彫塑院副院長の陸增康、中国美術家協会油絵芸術委員会委員、中国重大題材美術創作委員会委員の孫黎、広東美術館副館長の胡鋭韜、広東省客家商会会長、大百匯実業グループ董事長の温純青、深セン来支鋼芸術センター董事長の温長青、本展覧会の芸術家の来支鋼、及び美術業界、メディア業界とその他の業界の方々。
開会式に出席したゲストの集合写真
開会式では、広東省美術家協会主席、広東画院院長の林藍、中国美術家協会策展委員会副主任、評論家の皮道堅、広東省美術家協会副主席、広東美術館館長の王紹強、芸術家の来支鋼がそれぞれスピーチを発表しました。
広東省美術家協会主席、広東画院院長の林藍による挨拶
中国美術家協会策展委員会副主任、評論家の皮道堅による挨拶
広東省美術家協会副主席、広東美術館館長の王紹強による挨拶
芸術家来支鋼によるスピーチ
来支鋼は幼い頃から絵を描くことが好きで、賈又福と李小可先生の下で、中国山水画を体系的に学びました。40年にわたる創作活動において、積墨の伝統的な画法を深く研究し、米芾、龔賢、黄賓虹、李可染など、歴代の巨匠から豊かな芸術的技法と長所を吸収し、古代と現代を統合し、「壮大で勢いと厚みがある」独自の絵画スタイルを確立しました。
来支鋼が描いた『芸道』、『雲道』、『崛起』などの巨大な山水画は、力強い筆致と濃い墨で聳え立つ山、川、雲を見せました。画面は一体感があり、厚みも深みがあり、微妙に変化する墨の色と巧妙な空白で、写実と写意を兼ね備え、山と川の雄大さを強調するだけでなく、画家の心の中にある山や谷を具象化したものでもあります。特に筆と墨の使い方は柔軟で、濃さや触感の異なる墨跡が絡み合い、適度に集まったり分散する線は表現力があり、画面全体の質感とテンポを効果的にコントロールしました。来支鋼氏の水墨表現手法は強い個人的なスタイルを持っています。彼の代表作である『大潮』、『聖域』、『大江東去』を見てみましょう。千変万化がうまく表現されています。彼は白と黒の表現形式で、壮大な水墨風景を作り出し、見る者の無限の想像力を掻き立てます。
画家の来支鋼による説明
展覧会現場
「芸術作品の創造は自然から学ぶことから生まれますが、自然の美しさが自動的に芸術の美しさになるわけではなく、その変容の過程には芸術家の内面の感情と構築が不可欠である」。来支鋼氏は、中国絵画の伝統的な創作理念を深く理解しており、自然の中で写生することに拘っていて、全国を旅しました。来支鋼氏は、写生こそが中国画の概念化や均質化類似化を解決し、打破するための良薬であると考えています。過去数十年にわたり、彼は写生をするために、いろいろなところを旅してきました。行く先々で山を眺め、さまざまな雲を追いました。「雲煙」は彼の芸術作品の重要な象徴的な要素となっています。たゆまぬ実践と探求により、古代山水画に込められている「芸術者は道の形である」という道家の思想を徐々に理解してきました。来支鋼氏の作品から、彼の中国山水画に対する深い理解と伝統を受け継ぎながら革新していく姿勢、そして来氏独特のスタイルが見てとれます。
展覧会現場
現代水墨画が多様に発展した今日、来支鋼氏の水墨芸術創作を見れば、伝統的な筆墨を継承し、守っていく勤勉な芸術家の姿が目に浮かびます。その作品が反映した根本を貫いて革新を起こす時代精神が伝わることを祈っています。展覧会は7月19日まで開催されます。
展覧会現場
来支鋼 芸·道 249cm×1134cm 2009年
来支鋼 閑居、紅塵を飛び越す 123cm×133cm 2013年
来支鋼 峡道 250cm×1680cm 2013年
来支鋼 山高き雲気まま248cm×124cm 2014年
来支鋼 空山新雨の後136cm×68cm2014年
来支鋼 白水砦滝図 250cm×160 cm 2014年
来支鋼 春夏秋冬138cm×34cm×4 2019年
来支鋼 聖域 250cm×1375cm 2020年
来支鋼 江雪 31cm×249cm 2021年
伝承及び開拓——来支鋼水墨芸術展が中国国家画院で開幕
時間: 2022-04-18 ソース: 央視網
央視網ニュース(記者 韓丹)4月17日、伝承及び開拓——来支鋼水墨芸術展が中国国家画院で開幕しました。この展覧会は、広東美術館、李可染画院、『中国美術新聞』が共催し、深セン来支鋼積墨山水画文化芸術開発有限公司が実施しました。『伝承及び開拓』をテーマにしたこの展覧会では、画家来支鋼氏の有名な作品が100点以上展示されており、来支鋼氏の40年以上にわたる芸術創作の成果をまとめました。
開会式現場
開会式現場
鄒佩珠先生が昔書した『伝承及び開拓』というテーマは来支鋼氏への励ましであり、彼に対する切実な期待でもあり、画家来支鋼氏が長年貫いてきた芸術に対する初心でもあります。過去40年間の芸術活動の中で、彼は伝統的な積墨画法を深く研究し、龔賢氏、黄賓虹氏、李可染氏、その他の積墨山水画の巨匠から、長所を受け継ぎ、積墨を法則をマスターした後に、継承しながら発展させ、写生しながら革新し、たゆまぬ思索によって自分を向上させ、徐々に来氏流スタイルを形成させました。彼の作品では、雄大で荘厳な山水、変化に富む自由気ままな雲煙が見え、自信に満ちた力強い時代精神と豊かな精神的な意味合いを示しています。来支鋼氏は、勢いと厚みを兼ね備えた積墨の技法で雲煙を描き、中国文化芸術における道家が常に追求している自然との調和、人類との調和の思想と一致しています。
展示ホール現場
展示ホール現場
この展覧会では、画家の来支鋼氏は長年にわたって作り上げてきたさまざまなサイズ、異なるスタイルと美しい芸術的概念を備えた傑作を100点以上展示し、その絵画の芸術的才能を見せました。まさに2000年前に、建安文学の代表的人物であり、大家である曹子建の詩「文は春花の如き、思は湧泉の如く。発言は読まれ、書きだすと文章になる」を再現しました。『芸・道』『大潮』『黄山雲煙』などのビッグサイズの作品は、物凄い勢いを見せました。山、石、水などの表現においては南宋李唐の逞しさを受け継ぎ、雄大さを見せました。その一方、手巻き作品『富春山居図』『大江東去』『江雪』は繊細な積墨により、天、地、霧などの自然景観の空濛を表現し、生命力に満ちた風景を見せました。じっくり鑑賞すると、霧に囲まれた景色は仙人が暮らしているかに思わせ、思わず見惚れてしまします。さらに目を引くのは、小さな作品ながらも味わい深い写生画です。彼は感覚と筆致を一致させ、「道」から生まれる自然な率直さを表現しました。
学術セミナー現場
展覧会の開会式は『中国美術新聞』の社長兼編集長の王平が司会を務めました。中国国家画院の院委で有名な画家である李宝林氏と、元中国画学会副会長で有名な美術理論家である孫克氏が共同で展覧会の開幕を宣言しました。中国国家画院院長の盧禹舜氏、中国国家画院副院長の徐漣氏、中国国家画院副院長の于文江氏、元中国国家画院副院長の曽来徳氏、元中国国家画院副院長の紀連彬氏、北京画院院長の呉洪亮氏、『美術』誌社長兼編集長の尚輝氏、李可染画院院長の李庚氏、著名な美術理論家の王鏞氏と王仲様も開会式に出席しました。
開会式後には展覧会学術セミナーも開催されたようです。展覧会は4月23日まで開催されます。
展示作品鑑賞:
春夏秋冬 138x34cmx4
黄山雲煙 180x500cm
雲道図 960x250cm
白水砦滝図 250x160cm
黄山人字滝 138x70cm
空山新雨の後 68×136cm
山高き雲気まま 248x124cm
峡江雲煙 68x45cm
写生画作品 46x34cm
雲間の雨音の詩 97x60cm
現場 | 伝承及び開拓 来支鋼水墨芸術展が中国国家画院で開幕
時間: 2022-04-17 ソース: 雅昌書画
『伝承及び開拓』来支鋼水墨芸術展
徽州から首都へ、塾から大学へ、蘇州と杭州から、雲南、貴州、四川へと向かい、文人たちが暮らしていた優雅な環境を観察し、山や川の雲を感じました。安徽省南部からヒマラヤ山脈まで、万里の道を歩き、天道自然を感じ、芸術の本当の意味を悟ります。
粘り強い画家、
夢を追う勇者、
篤行の芸術道士。
幼少の頃から範華原氏、李晞古氏などの聖人に憧れ、龔半千氏、黄賓虹氏、李可染氏などの先生の影響を受け、積墨に専念して障害を乗り越えて新たな道を見つけ、「自由、水墨、道教」が彼が長年守ってきた夢です。
彼は数十年に渡る研究と努力を重ね、華麗な独自の世界を筆で描き上げました。作品の『芸・道』は現代中国山水画の代表作として知られ、理論家も彼の描いた雲煙を「時代を超えた傑作」と評価しました!彼が画家の来支鋼先生です。
2022年4月17日、伝承及び開拓——来支鋼水墨芸術展が中国国家画院で開幕しました。この展覧会は、広東美術館、李可染画院、『中国美術新聞』が共催し、深セン来支鋼積墨山水画文化芸術開発有限公司が実施しました。『伝承及び開拓』をテーマにしたこの展覧会では、画家来支鋼氏の有名な作品が100点以上展示されており、来支鋼氏の40年以上にわたる芸術創作の成果をまとめました。ゲスト、メディア、コレクター、芸術愛好家とスタッフ全員を合わせて100名以上が集まり、温かい雰囲気に包まれました。
展覧会開会式現場の写真
展覧会の開会式は『中国美術新聞』の社長兼編集長の王平が司会を務めました。中国国家画院の院委で有名な画家である李宝林氏と、元中国画学会副会長で有名な美術理論家である孫克氏が共同で展覧会の開幕を宣言しました。その後の芸術セミナーは有名な理論家王鏞氏が司会を務めました。
開会式での集合写真
開会式には、中国国家画院院長の盧禹舜氏、中国国家画院副院長の徐漣氏、中国国家画院副院長の于文江氏、元中国国家画院副院長の曽来徳氏、元中国国家画院副院長の紀連彬氏、北京画院院長の呉洪亮氏、中国美術家協会理論委員会の主任、『美術』誌社長兼編集長の尚輝氏、中国絵画院院委、有名な画家の李宝林氏、李可染画院院長、日本京都芸術大学教授の李庚氏、中国芸術研究院研究員、有名な美術理論家の王鏞氏、『美術』誌元編集長、有名な美術理論家の王仲氏、元中国画学会副会長、有名な美術理論家の孫克氏、文化学者氏、中国国家画院研究員の王魯湘氏、中国人民大学教授、有名な美術理論家の陳伝席氏、中国芸術研究院研究員、有名な画家の湯立氏、中国国家画院美術館館長の方土氏、元中国国家画院美術館館長の 何加林氏、中国国家画院画家の王永亮氏、中国国家画院人物画処名誉所長の王輔民氏、中国国家画院人物画所所長の李暁柱氏、中国国家画院交流合作部主任、南京芸術学院教授の尚可氏、中国国家画院創作研究企画処処長の董雷様、清華大学美術院教授、博士指導教員の張敢氏、中央美術院教授、国家主題性美術創作研究センター副主任の于洋氏、中国国家画院理論研究所副所長の陳明氏、中国国家画院創作研究企画処副処長の徐水平氏、中国美術新聞社副社長の張苑氏、著名な画家の王世利氏、書道家の李明氏が出席しました。
展覧会現場の写真
鄒佩珠先生が昔書した『伝承及び開拓』というテーマは来支鋼氏への励ましであり、彼に対する切実な期待でもあり、画家来支鋼氏が長年貫いてきた芸術に対する初心でもあります。
展覧会現場の写真
過去40年間の芸術活動の中で、彼は伝統的な積墨画法を深く研究し、龔賢氏、黄賓虹氏、李可染氏、その他の積墨山水画の巨匠から、長所を受け継ぎ、積墨を法則をマスターした後に、継承しながら発展させ、写生しながら革新し、たゆまぬ思索によって自分を向上させ、徐々に来氏流スタイルを形成させました。彼の作品では、雄大で荘厳な山水、変化に富む自由気ままな雲煙が見え、自信に満ちた力強い時代精神と豊かな精神的な意味合いを示しており、さすが現代積墨水墨画画家の代表的人物です。
展覧会現場の写真
この展覧会で、画家の来支鋼氏は長年にわたって作り上げてきたさまざまなサイズとさまざまなスタイルと美しい芸術的概念を備えた傑作を100点以上展示し、来支鋼氏自身の絵画の芸術的才能を見せてくれました。まさに2000年前に、建安文学の代表的人物であり、大家である曹子建の詩「文は春花の如き、思は湧泉の如く。発言は読まれ、書きだすと文章になる」を再現したのです。『芸・道』『大潮』『黄山雲煙』などのビッグサイズの作品は、物凄い勢いを見せました。山、石、水などの表現においては南宋李唐の逞しさを受け継ぎ、雄大さを見せました。その一方、手巻き作品『富春山居図』『大江東去』『江雪』は繊細な積墨により、天、地、霧などの自然景観の空濛を表現し、生命力に満ちた風景を見せました。じっくり鑑賞すると、霧に囲まれた景色は仙人が暮らしているかに思わせ、思わず見惚れてしまします。
さらに目を引くのは、小さな作品ながらも味わい深い写生画です。彼は感覚と筆致を一致させ、「道」から生まれる自然な率直さを表現しました。
展覧会現場の写真
来支鋼氏は「私の創作の中心は「変」と「活」にあります。「真」は私が芸術創作に対する姿勢であり、芸術家にとって最も重要なのは、真の心、純粋な心を持ち続けることです」と来支鋼氏は語りました。
来支鋼氏は、勢いと厚みを兼ね備えた積墨の技法で雲煙を描き、中国文化芸術における道家が常に追求している自然との調和、人類との調和の思想と一致しています。「道は天地の有形無形を結びつけ、思考は風雲の変化に浸透する。」画家の来支鋼氏は、水墨作品で道の魅力を伝え、誠実な心で純粋な自然の水墨世界を再現し、見る価値があります。
展覧会現場の写真
同日の午後、『伝承及び開拓——来支鋼水墨芸術展』学術セミナーも開催されました。セミナーに参加した専門家は次の通りになります。中国芸術研究院研究員、有名な美術理論家の王鏞氏(学術セミナー主宰)、元中国画学会副会長、有名な美術理論家の孫克氏、『美術』誌元編集長、有名な美術理論家の王仲氏、中国人民大学教授、有名な美術理論家の陳伝席氏、中国美術家協会美術理論委員会主任、『美術』誌社長兼編集長の尚輝氏、有名な文化学者、中国国家画院研究員の王魯湘氏、北京画院院長の呉洪亮氏、『中国美術新聞』社社長、編集長の王平氏、清華大学美術学院教授兼博士課程指導教員の張敢氏、中央美術学院教授、国家主題性美術創作研究センター副主任の于洋氏、中国国家画院理論研究所副所長の陳明氏。有名な美術理論家の劉曦林氏からは今回のセミナーの親書を送っていただきました。
展示は4月23日まで続くとのことです。
一部の作品の展示:
白水砦滝図 250x160cm
春夏秋冬 138x34cm
大潮 2640x250cm
黄山人字滝 138x70cm
黄山雲煙 180x500cm
江雪 249x31cm
空山新雨の後 68×136cm
山高き雲気まま 248x124cm
聖域 1375x250cm
桃源郷紀行――詩の境 366x48cm
峡江雲煙 68x45cm
写生画作品 46x34cm
芸道 249x1134cm
雲道図 960x250cm
雲間の雨音の詩 97x60cm
彼は積墨芸術を極限まで発揮し、「重厚で勢いのある」山水画をした
時間: 2022-04-17 ソース: 南方都市新部アプリ•南
「来支鋼氏の巨大な積墨山水画の前に立つと、まるで交響曲第6番『悲愴』の最終楽章を聴いているかのように、感動的な雰囲気に包まれ、衝撃を受け、征服し、感服するでしょう!絵の中の荘厳さと崇高さにより、きっとあなたの中に眠る中国の芸術的精神が目覚めることでしょう!」と中国美術家協会の理論委員会の元副主任であり、『芸術』誌の元編集長である王仲氏が感情を込めて語りました。
4月17日、『伝承及び開拓——来支鋼水墨芸術展』が中国国家画院で開幕しました。 この展覧会は、広東美術館、李可染画院、『中国美術新聞』が共催し、深セン来支鋼積墨山水画文化芸術開発有限公司が実施しました。『伝承及び開拓』をテーマにしたこの展覧会では、 来支鋼氏の有名な作品が100点以上展示されており、来支鋼氏の40年以上にわたる芸術創作の成果をまとめました。ゲスト、メディア、コレクター、芸術愛好家とスタッフ全員を合わせて100名以上が集まり、温かい雰囲気に包まれました。
展覧会の開会式は『中国美術新聞』の社長兼編集長の王平が司会を務めました。中国国家画院の院委で有名な画家である李宝林氏と、元中国画学会副会長で有名な美術理論家である孫克氏が共同で展覧会の開幕を宣言しました。その後の芸術セミナーは有名な理論家王鏞氏が司会を務めました。
開会式でのゲストの集合写真
学術セミナー現場
鄒佩珠先生が昔書した『伝承及び開拓』というテーマは来支鋼氏への励ましであり、彼に対する切実な期待でもあり、画家来支鋼氏が長年貫いてきた芸術に対する初心でもあります。過去40年間の芸術活動の中で、彼は伝統的な積墨画法を深く研究し、龔賢氏、黄賓虹氏、李可染氏、その他の積墨山水画の巨匠から、長所を受け継ぎ、積墨を法則をマスターした後に、継承しながら発展させ、写生しながら革新し、たゆまぬ思索によって自分を向上させ、徐々に来氏流スタイルを形成させました。彼の作品では、雄大で荘厳な山水、変化に富む自由気ままな雲煙が見え、自信に満ちた力強い時代精神と豊かな精神的な意味合いを示しており、現代積墨水墨画画家の代表的人物と言えます。
この展覧会で、画家の来支鋼氏は長年にわたって作り上げてきたさまざまなサイズとさまざまなスタイルと美しい芸術的概念を備えた傑作を100点以上展示し、来支鋼氏自身の絵画の芸術的才能を見せてくれました。まさに2,000年前に、建安文学の代表的人物であり、大家である曹子建の詩「文は春花の如き、思は湧泉の如く。発言は読まれ、書きだすと文章になる」を再現したのです。
雲道図 960x250cm 2015年
芸道 249x1134cm 2009年
『芸・道』『大潮』『黄山雲煙』などのビッグサイズの作品は、物凄い勢いを見せました。山、石、水などの表現においては南宋李唐の逞しさを受け継ぎ、雄大さを見せました。
富春山居図 50x1000cm 2019年
江雪 249x31cm 2021年
その一方、手巻き作品『富春山居図』『大江東去』『江雪』は繊細な積墨により、天、地、霧などの自然景観の空濛を表現し、生命力に満ちた風景を見せました。じっくり鑑賞すると、霧に囲まれた景色は仙人が暮らしているかに思わせ、思わず見惚れてしまします。
朝雲漁歌 97x60cm 2017年
蔵雪 70x46cm 2021年
さらに目を引くのは、小さなサイズながらも味わい深い写生画です。彼は感覚と筆致を一致させ、「道」から生まれる自然な率直さを表現しました。
来支鋼氏は「私の創作の中心は「変」と「活」にあります。「真」は私が芸術創作に対する姿勢であり、芸術家にとって最も重要なのは、真の心、純粋な心を持ち続けることです」と来支鋼氏は語りました。
来支鋼氏は、勢いと厚みを兼ね備えた積墨の技法で雲煙を描き、中国文化芸術における道家が常に追求している自然との調和、人類との調和の思想と一致しています。「道は天地の有形無形を結びつけ、思考は風雲の変化に浸透する」画家の来支鋼氏は、水墨作品で道の魅力を伝え、誠実な心で純粋な自然の水墨世界を再現しました。
黄山雲煙 180x500cm 2010年
聖域 1375x250cm 2020年
雲巻き、大波奔騰 97x60cm 2017年
中国人民大学の教授で、博士課程の指導教員であり、著名な美術評論家である陳伝席氏は「来支鋼氏が描いた雲や山は、時代を超えた傑作と言えます。勢いと厚みの両方を兼ね備え、その雄大さは新中国の雰囲気に適合しています。個人的には来支鋼氏の『芸・道』は、特に時代精神に沿った現代山水画の代表だと思っています。」
有名な美術理論家であり、中国芸術研究院の研究員でもある王鏞氏は、「来支鋼先生の現代積墨新山水画は現代中国山水画の創造において、新たなスタイルを生み出し、中国伝統山水画の現代化を実現しました。彼は「積墨」を極限まで発揮し、「重厚で勢いのある」山水を再現し、積墨の技法で宋代山水画の不足を補いました。 これも彼の個人的な革新です。」と述べました。
展示は4月23日まで続くとのことです。
台湾初の来支鋼展覧会が海峡両側の学界で熱い議論を呼ぶ
時間: 2019-09-09 ソース: 中国美術新聞
9月7日、国父紀念館1階の中山講堂で「来支鋼積墨山水の伝承と革新」座談会が開催されました。これは、台湾での来支鋼積墨展覧会の開幕に続く、綿密な学術交流となります。
台湾初の来支鋼積墨山水展示会の座談会現場
座談会は二部に分かれ、著名な学者で台湾芸術大学の元学長である黄光男が主催しました。第一部のゲスト:著名な学者・台湾芸術大学元学長の黄光男氏、中国著名な美術史家・評論家の陳伝席氏、台湾師範大学芸術学院元院長の李振明氏、芸術家の来支鋼氏。
座談会の第一部(左から):来支鋼氏、黄光男氏、陳伝席氏、李振明氏
第二部のゲスト:台北芸術大学美術学院元院長の林章湖氏、キュレーター・月刊『大観』元編集長の熊宜敬氏、著名なコレクターの劉文傑氏、芸術家の来支鋼氏。
座談会の第二部(左から):来支鋼氏、林章湖氏、熊宜敬氏、劉文傑氏
「来支鋼積墨山水の伝承と革新」というテーマをめぐり、熱くて深い芸術交流が始まりました。
著名な学者・台湾芸術大学元学長の黄光男は台湾の優れた中国水墨芸術家であり、国内外で個展25回、共同展30回以上を開催しました。彼は水墨画に対して、独特で深い理解を持っています。黄光男氏は来支鋼氏の作品は壮大で厚みがあり、シンプルだが奥深く、質感とボリューム感を兼ね備えたと思っています。また、来支鋼が創作するときは、対象物の本質を捉えているため、彼の作品に厚み、深み、重みを感じることができる。さらに、作品全体を見ると、水、山、石、雲を通して、この時代に生まれたパワーを体現していると評価しました。
「現代美術史研究の父」と呼ばれる著名な美術評論家の陳伝席氏は、中国で最も権威ある美術史家・理論家の一人であり、彼は理論的な観点から来支鋼氏の作品の現代的意義を認めました。陳伝席氏は来支鋼氏を次のように評価しました。画家にとって、10個の長所でも1つの特徴には及びません。来支鋼氏には特徴があり、雄大で勢いのある絵が多く、さらに雄大さを極めました。来支鋼氏が描く雲は勢いがあり、厚みもあり、まさに時代を超えた名作。一番素晴らしいのは彼は伝統をよく理解し、伝統に基づいて発展し、雄大で力強い時代精神を表現しました。これは来支鋼氏の絵が現代における意味でもあります。
芸・道(局所)
台湾師範大学芸術学院元院長の李振明氏は、台湾で有名な現代水墨画家であり、彼の作品は台湾の多様性のある水墨画に一つの基準を打ち立てました。座談会で、李振明氏は来支鋼の積墨画法が台湾の美術界に対する参考的意味を強調しました。来支鋼氏の作品には、染まりという技法が滅多に見えず、一つ一つ描いていることが分かり、思わずこの雄大さに感動してしまいます。「小さくて確かな幸せ」を強調する台湾独特の絵にも、壮大なビジョンスタイルを探索してもいい時期に来てるのかもしれないとコメントしました。
台北芸術大学美術学院元院長、中央美術学院美術学博士の林章湖氏は現代的な水墨を柔軟に使って心境を表現することに長けており、筆墨の表現に対して独特の理解を持っています。林章湖氏は筆墨の現代性から来支鋼氏の作品の意味を認めました。筆墨の現代性は、伝統的な筆墨から鍛えられた独特の文化的概念であるべきで、伝統的な筆墨を通して、悟ったものを描くことができます。来支鋼氏の積墨山水作品は、個人的な精神を示しており、墨の変化、繊細な深みの変化を感じることができ、雲、水、光と影を通して、人々に新しい雰囲気を作り出しましたと林章湖氏はコメントしました。
三峡神農架から華山までの旅十六
熊宜敬氏、台湾の『コレクション』誌や月刊『大観』などの著名な美術雑誌の編集長を歴任し、キュレーターとしても羲之堂二十周年ビッグ展覧会「動く想像力 - 近代中国書画コレクション』など、大規模な展覧会をたくさん企画しました。熊宜敬氏は、来支鋼氏の山水画から受けた啓発について語りました。第一に来支鋼氏の絵の純粋さ、つまり彼の粘り強い姿勢は若い世代では非常に珍しいものです。第二に、彼の作品にある精神が李可染氏の八字奥義「可貴者胆、所要者魂(芸術作品において、最も価値があるのは、勇敢に革新することであり、最も本質的なのは、作品に魂を宿すことです)。第三に、彼の写生の概念は、「芸術作品の創造は自然から学ぶことから生まれますが、自然の美しさが自動的に芸術の美しさになるわけではなく、その変容の過程には芸術家の内面の感情と構築が不可欠である」という中国写生の原則に沿い、常に心を込めて絵を描いています。
李可染氏や斉白石氏など、現代の著名な巨匠の書画作品のコレクターとして有名な劉文傑氏は『劉文傑が語る書画』や『劉文傑が語る書画・続編』で中国書画の鑑賞学を創設しました。来支鋼氏の水墨山水画は、積墨の技法で雲を描くことがその核心であり、さらに積墨の技法、表現形式においても深い蓄積があり、大きな美を追求していることから、鑑賞する価値があると評価しました。
雲間の雨音の詩
芸術家の来支鋼氏は一人で学ぶとき、辛さや孤独を恐れてはなりません。困難であればあるほど、より高いところに登ることができます。実力さえ養えば、なんでも描けますと述べました。
心で絵を描き、自然の法則に従います。「役職なし、肩書なし、学歴なし」、貧乏な出身の来支鋼氏は、自分を鍛え、自分の「作品」で宝島の芸術界や学術界に深い感動を与えました。これこそ「来支鋼の芸術的魅力」です!
台北芸術大学美術学院元院長の林章湖氏は「師牛堂に雲煙が立ち込め、法脈写生の革新を図る。芸術こそが唯一の道であり、支鋼の積墨が新しい精神を開拓した」という詩で来支鋼氏を高度評価しました。
【丹青・ドキュメンタリー】台湾初の来支鋼積墨山水画展覧会に焦点を当てる
時間: 2019-09-08 ソース: 丹青海藏網
来支鋼積墨山水画展(台湾初出展)
2019年9月4日
台北国父紀念館3階の逸仙ギャラリーで開幕
羲之堂社長の陳篠君氏がキュレーター
出席ゲスト
知名学者、台湾艺术大学前校长黄光男
著名な学者、台湾芸術大学元学長の黄光男氏
知名美术评论家陈传席
著名な美術評論家の陳伝席氏
前清翫雅集及中华文物学会理事林木和
清翫雅集及び中華文物学会元理事の林木和氏
大百汇集团财务总监温玉茹
大百匯グループ財務マネジャーの温玉茹市
羲之堂总经理陈筱君
羲之堂社長の陳篠君氏
资深收藏家王定乾
ベテランコレクターの王定乾氏
资深收藏家史金生
ベテランコレクターの史金生氏
前科技部常务次长陈德新
科技部元常務次長の陳徳新氏
大百汇生命健康产业董事长张彩联
大百匯生命健康産業董事長の張彩联氏
前台北艺术大学美术学院院长林章湖
台北芸術大学美術学院元院長の林章湖氏
前台湾师范大学美术系所所长江明贤
台湾師範大学美術系所元所長の江明賢氏
萝芙奥董事长王镇华
ラベネル董事長の王鎮華氏
新北市前文化局长卿敏良
新北市元文化局長の卿敏良氏
中华将军文化交流协会理事长周康生
中華将軍文化交流協会理事長の周康生氏
立法委员徐志荣 、陈超明
立法委員の徐志栄氏、陳超明氏
艺术家吴继涛
芸術家の呉継濤氏
摄影家庄灵及夫人陈夏生
写真家の庄霊と妻の陳夏生氏
…………
開会式現場のゲストの挨拶
左から:陳篠君氏、黄光男氏、陳伝席氏、王定乾氏、来支鋼氏
開会式のテープカット
(左から:来支鋼氏、徐志荣氏、温玉茹氏、陳伝席氏、黄光男氏、林木和氏、陳徳新氏、陳篠君氏)
02
学術的な視点からのゲストたちのコメント
黄光男|著名な学者、台湾芸術大学元学長
来支鋼氏の『芸・道』や『富春山居図』などの傑作の壮大さと簡素さは、間違いなく新世紀の水墨美学を輝かせ、中国山水画に新しい魂を入れました。彼の作品は一般の人々から賞賛されるだけでなく、芸術家にとっても尊敬すべき作品です。
芸・道
249x1134cm
2009年
陳伝席|著名な学者、美術評論家
来支鋼氏のこの『芸道』は特に時代精神に沿った、現代山水画の代表であり、雄大で、勢いのある代表作です。この点において彼より優れる人がまだ現れていません。
富春山居図(局所)
富春山居図(局所)
富春山居図(局所)
江明賢|台湾師範大学美術系所元所長
来支鋼先生の作品を鑑賞すると、「衝撃的!」と感じてしまいます。その雄大さ、深さは非常に印象的です!彼のサイズの小さい作品でも大きな境界に繋げることができます。小さい絵ですが、その壮大さが伝わります。本当に素晴らしい展覧会です。
小雲·道480×250cm
2013年
陸蓉之|台北実践大学創意産業博士クラス博士指導教師 芸術評論家
私が非常に衝撃を受けたのは、来先生の作品には非常に強い21世紀の現代性が感じられます。このような山水画の表現こそが中国山水画の精神を示すことができます。来先生の作品から天人合一の哲学境地を会得できます。
平たい湖に広い両岸 家が絵に映る52x235cm
2014年
王定乾|ベテランコレクター
来支钢老师来支鋼先生の作品本当に素晴らしいです!魅力があり!驚くべきです!張大千氏は中国潑墨の第一人者で、来支鋼氏は積墨の第一人者です!
雲間の雨音の詩
97x60cm
2017年
陳篠君|羲之堂の社長 キュレーター
来先生の台湾初の展覧会を台北の国父紀念館で開催できることを大変光栄に思っております。来先生は先人の経験を吸収しているだけでなく、中国と西洋の文化を融合させながら、最も奥深い表現ができました。実に感服しました。
白水砦滝図
03
ゲストの交流
04
大盛況の展覧会
展示ホールの一角
展示ホールの一角
展示ホールの一角
展示ホールの一角
05
積墨山水の魅力を感じてみよう
「名誉の苦行僧」来支鋼
来支鋼氏は李可染氏の「苦学派」の精神を実践しており、今回の展覧会に展示された写生作品は、日本、台湾、雲南、貴州、江蘇・浙江、徽州、三峡神農架、黄山などでも展示されました。彼は芸術の高さと深さを「心」で測っています。
三峡神農架から華山までの旅二46x34cm2018年
三峡神農架から華山までの旅十六46x34cm
2018年
海峡行46x34cm2017年
海峡行五
46x34cm
2017年
海峡行十二
46x34cm
2017年
海峡行十三
46x34cm
2017年
宏村一
46x34cm
2013年
黄山三
46x34cm
2011年
江蘇・浙江写生二
46x34cm
2018年
空山新雨の後
68×136cm
2014年
空山新雨の後
97×60cm
2014年
日本写生六
46×34cm
2018年
日本写生四
46×34cm
2018年
深い谷で滝の音を聞く
97×60cm
2017年
雨中の黄山
46×34cm
2014年
雲南貴州四川の旅
46×34cm
2017年
雲南貴州四川の旅十四
46×34cm
2017年
雲南貴州四川の旅二十七
46×34cm
2017年
来支鋼積墨山水画展が台湾で開幕
時間: 2019-09-05 ソース: 新浪芸術
2019年9月4日、台北国父記念館3階の逸仙ギャラリーで来支鋼積墨山水画展が開幕しました。この展覧会は来支鋼積墨山水文化公司と台湾羲之堂の共催で、羲之堂社長の陳篠君がキュレーターを務めました。
開会式現場
開会式に出席したゲストのリスト:著名な学者、台湾芸術大学元学長の黄光男氏、中国著名な美術史家・評論家の陳伝席氏、清翫雅集及び中華文物学会元理事林木和氏、大百匯グループ財務マネジャーの温玉茹氏、ベテランコレクターの王定乾氏、史金生氏、科技部元常務次長の陳徳新氏、大百匯生命健康産業当次長の張彩联氏、台北芸術大学美術学院元院長の林章湖氏、台湾師範大学美術系所元所長の江明賢氏、ラベネル董事長の王鎮華氏、新北市元文化局長の卿敏良氏、中華将軍文化交流協会理事長の周康生氏、立法委員の徐志栄氏、陳超明氏、芸術家の呉継濤氏、写真家の庄霊氏と妻の陳夏生氏など。
開会式のテープカット(左から)来支鋼、徐志荣、温玉茹、陳伝席、黄光男、林木和、陳徳新、陳篠君
9月の秋、海峡両岸からの観客が一緒にこの芸術交流イベントを見届けました。
開会式でのゲストの集合写真
展覧会では来支鋼氏の積墨作品が70点以上展示されました。観客は来支鋼氏の大きなサイズの代表作『芸・道』、長巻『富春山居図』、『小雲道』などの大作を鑑賞できるだけでなく、小さな写生作品も一覧できます。
来支钢,号云禅,1963年,曾获中国美术界权威奖项“中国美协金彩奖”的优秀奖。千磨万励,40多年的艺术探索,来支钢以最大的力量打进传统,并以最大的勇气打出了传统。吸收龚贤、黄宾虹、李可染积墨技法的精华,用最单纯的水墨语言表达出了意境幽深、雄浑的山水境界,开创了一代“积墨山水的新样式”。他笔下的“云”已经成为其独特的艺术符号。著名理论家、批评家皮道坚说:“来支钢用淡墨画积墨,技术上有难度,而能够把云气画的如此生动,是来支钢艺术上的成就。”
来支鋼、別称雲禅、1963年生まれ、中国美術界の権威ある賞「中国美術協会金彩賞」の優秀賞を受賞。弛まぬ努力と40年以上に渡る芸術的探求を経て、来支鋼氏は最も強い力で伝統に入り込み、最も大きな勇気で伝統を打ち破りました。龔賢氏、黄賓虹氏、李可染氏の積墨技法の長所を吸収し、最もシンプルな水墨言語で奥深く雄大な山水世界を表現し、「積墨山水の新スタイル」を生み出しました。彼が描く「雲」は既に彼独自の芸術的シンボルとなっています。有名な理論家で評論家でもある皮道堅氏は「淡い墨で積墨を描くことは非常に難しいことですが、来支鋼氏が雲や空気をこれほど鮮やかに描けるのは、実に素晴らしいことです」とコメントしました。
芸術家の来支鋼と著名な学者、台湾芸術大学元学長の黄光男氏の交流
来支鋼氏は李可染の「苦学派」の精神を実践しており、今回の展覧会に展示された写生作品は、日本、台湾、雲南、貴州、江蘇・浙江、徽州、三峡神農架、黄山などでも展示されました。筆を取り、詳しく観察します。万里の道を行き、たくさんの本を読みます。そして広い心で万里の山川を描きます。彼は芸術の高さと深さを「心」で測っています。
キュレーター 羲之堂社長の陳篠君が来支鋼の作品へのコメント
本展のキュレーターであり、羲之堂の社長である陳篠君氏はインタビューでこう語りました。来先生の台湾初の展覧会を台北の国父紀念館で開催できることを大変光栄に思っております。来先生は先人の経験を吸収しているだけでなく、中国と西洋の文化を融合 させながら、最も奥深い表現 ができました。実に感服しました。
北京、杭州、台北、来支鋼先生の芸術展はたくさんのところで開催されました。彼の積墨山水芸術の魅力はあらゆる都市を魅了し、見る人すべてに深い感動を与えました。
台湾師範大学美術系所元所長の江明賢は「来支鋼先生の作品を鑑賞しました。その感想を二文字で表すとしたら、「衝撃」だと思います。すばらしい!その雄大さ、深さは非常に印象的です!彼のサイズの小さい写生作品でも大きな境界に繋げることができます。小さい絵ですが、その壮大さが伝わります」とコメントしました。
開会式に出席するために、遥遥北京から台湾にやってきた著名な美術評論家の陳伝席は、来支鋼氏の作品を吟味し、彼の傑作「芸・道」に「高得点」を与えました。
著名な美術評論家の陳伝席が来支鋼氏の作品『芸・道』を評価
陳伝席は「来支鋼氏のこの『芸道』は 特に時代精神に沿った、現代山水画の代表であり、雄大で、勢いのある 代表作です。この点において彼より優れる人はまだ現れていません」と評価しました。
共通の文化は海峡両岸を一体に融合させる基礎であり、芸術は海峡両岸の家族をつなぐ最も短い架け橋です。革新しながら、数千年にわたって受け継がれてきた文化を守れる人は誰でしょう?来支鋼先生の絵を見たら答えは一目瞭然だと思います。
据悉, 9月7日下午14:00将在国父纪念馆一楼中山讲堂举办来支钢艺术交流座谈会,截至9月15日展览结束。
来支鋼芸術交流座談会は9月7日午後14時、国父記念館1階の中山講堂で開催され、9月15日の展覧会終了まで続きます。